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彼氏が嫉妬しないのはなぜ? 嫉妬をしない男性心理とは

織田隼人(心理コーディネーター)

中田ボンベ@dcp

彼女が男友だちと連絡を取り合ったり、2人きりで一緒に食事に行ったりした場合は、嫉妬する男性が多いのではないでしょうか。しかしまれに「別に構わない」とまったく嫉妬しない男性もいます。そうした「嫉妬しない彼氏」の心理はどうなっているのでしょうか? 心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。

嫉妬しない彼氏の実態

そもそも、「嫉妬しない彼氏」はどのくらいいるのでしょうか? またなぜ嫉妬しないのか気になりますよね。まずは、彼女に対して嫉妬しない男性の割合やその理由など「嫉妬しない彼氏」の実態をアンケートで探ってみることにしましょう。

嫉妬しない彼氏はいる?

Q.彼女の男友だちなどに嫉妬したことはありますか?

ある(50.1%)
ない(49.9%)
(※)有効回答数389件

 

 

嫉妬する人としない人の割合はほぼ半分になりました。浮気でなくても彼女がほかの男性と仲がよさそうにしていれば、多くの男性は嫉妬するイメージがあります。しかし、それでも「嫉妬したことがない」という人が約50%もいるのは意外な結果ですね。

嫉妬しなかった理由

では、なぜ好きなのに嫉妬をしないのでしょうか? 嫉妬したことのない男性にその理由を聞いてみました。

信頼しているから

・「彼女を信頼していたので、ほかの男性と楽しそうに話していても特に何も感じませんでした」(39歳/その他/その他)

・「相手を信じていたから嫉妬は起きなかった」(26歳/情報・IT/技術職)

束縛しないタイプだから

・「自分があまり束縛しないタイプなので嫉妬しない」(36歳/その他/販売職・サービス系)

・「嫉妬すると疲れてしまうから。そもそも束縛しなかったし」(37歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

お互いに干渉していなかったから

・「自由主義なので相手が何をしていようとなんとも思わない」(39歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「お互いにあまり干渉しないようにしていたから嫉妬しなかった」(37歳/運輸・倉庫/その他)

嫉妬しても仕方がないという価値観だから

・「自分には自分の、彼女には彼女の世界観があるんだから嫉妬したところでしょうがないと思っていた」(32歳/医療・福祉/専門職)

・「もともと『他人は他人自分は自分』の考えで生きているから」(34歳/自動車関連/技術職)

嫉妬しなかった理由としてもっとも多く挙がっていたのが「信頼しているから」です。浮気をするようなことはないと信じているから嫉妬しなかった、とのことです。理想的な信頼関係が築けていたようですね。また、束縛しないタイプであったり、自由主義であったりなど、そもそも相手の自由を尊重していたので、嫉妬しなかったという男性も多くいました。お互い自由と決めていても、心の奥底では嫉妬するものかと思っていましたが、そうでもないようですね。

嫉妬しない彼氏の心理とは

意外なほどいることがわかった「嫉妬しない彼氏」。彼らはいったいどういう心理で嫉妬せずにいられるのか気になりますよね。もしかして、彼女に興味がない、愛していないということなのでしょうか? 織田さんに教えてもらいました。

嫉妬しない彼氏の心理

彼女を信頼している

彼女のことを信頼しているので、別にほかの男性が現れたところで問題がない、と考えて嫉妬しない男性も多いです。こういうタイプの男性はそもそも自分が浮気をしない傾向があるので「自分も浮気しないんだから、相手も浮気しないだろう」というように考えていることが多いです。しっかりと相手のことを信頼し、自分も制御している男性といえます。

お互いに自由行動を推奨している

ある意味放任主義、そして自分自身も自由にいたい、という男性に多いです。お互いに自由に過ごすのだから、それでよい、と考えていると嫉妬心も生まれづらくなります。男性自身も自由に過ごしているので「お互い様」と考えているケースです。お互いに束縛し合わないことでいい関係を保っているともいえます。

人間に対する興味が薄い

彼女に対する興味が薄いというか、そもそも人間に対する興味が薄い男性も嫉妬をあまりあまりしません。嫉妬するには人間観察をしっかりする必要がありますが、人間というモノに対する興味が薄いのであまり人を観察せず、人をあまり見ていないのでいろいろと「気づかない」のです。相手が彼女であっても「まあ、こういう人なんだろう」くらいに思って見ているので深い事情などを推測しません。その結果嫉妬をしない状態となります。

嫉妬しない=愛していない?

嫉妬をしていれば彼女のことを愛している、というのはある意味正しいのですが、嫉妬をしないから彼女を愛していない、と考えるのは誤りです。

愛情にはさまざまな種類があるので、嫉妬だけで愛情を量ることはできません。

友愛的な愛情が強い傾向の人もいれば、相手に尽くしたいという愛情が強い人もいます。相手を愛おしいと思う愛情の強い人もいれば、独占したいという愛情が強い人もいるのです。

嫉妬は「独占したいという愛情」が強い人に現れる傾向にあります。ほかの愛情がたくさんある人の場合は嫉妬心が薄いことも多いので、嫉妬されていないから愛情がない、と考えるのはやめておきましょう。むしろ独占したい思い以外の愛情がたくさんある状態で「よかった」と考えるのがいいかもしれません。

彼氏に嫉妬させる方法

「嫉妬しない=愛していない」ではないということはわかりましたが、嫉妬しない彼氏の心理はさまざまで、一概にいい悪いとはいえないことがわかりました。やっぱり、多少は嫉妬してもらいたいと思う女性がいても無理のないこと。どうにか、彼氏を嫉妬させることはできないのでしょうか? また、嫉妬させることにはリスクがあるのでしょうか? 織田さんに教えてもらいました。

彼氏に嫉妬してもらうには?

焼きもちを焼かれると「私のこと、独占しようとしている!」と感じて少しうれしい気持ちになる、そこで女性が愛を感じるというのもわかります。ちょっと彼に嫉妬してもらいたいというのは、ある意味正常な気持ちと言えますね。

そういうときにはイケメンに対して過剰な反応をするとよいでしょう。芸能人でも、街中にいるイケメンでもいいのでそういう人がいたらテンション高めに「カッコよかったね!」というように彼に伝えるとよいでしょう。ほかの男性に目が奪われる状態になっているので彼は嫉妬しやすいですし、ただしその場限りのものなのであまりあとにも引きづらないのでオススメです。

彼がとても不機嫌になるようなら「実は嫉妬深い人」というのが判明します。そういったタイプの彼氏には、今後はあまりやらないほうがいいでしょう。ちょっと嫉妬するくらいならちょうどよいスパイスになると思います。

嫉妬させる効果とリスクとは

無理に彼を嫉妬させることはやめておいたほうがいいでしょう。特にほかの男性の影を彼に見せるようなことをすると、「信頼関係」が揺らいでいきます。

恋愛はお互いに好き合っていて、お互いに信頼し合っているからこそ長期で続くものになるのです。お互いがお互いを「大事」にすることで信頼関係を築き、そしてよい関係に成長します。

彼を嫉妬させるために合コンに行ったり、ほかの男性の影を匂わせるなどすると信頼関係が揺らいでいき、別れるきっかけになってしまう場合も多いです。

ちょっと嫉妬されるというのは女性にとって気持ちのよいものなので嫉妬させたい気持ちもわかります。しかし、恋愛を長期で維持したい場合に、無理に彼を嫉妬させようとする行為はやめておきましょう。

「嫉妬しない彼氏」は「浮気しない彼氏」かも?

アンケート結果を見ても、男性の半数は嫉妬しないということがわかりました。嫉妬しない彼氏に不満を抱いている女性は、もしかしたら多いかもしれませんね。でも、嫉妬しない彼氏=愛情がない彼氏ではないことがよくわかったのではないでしょうか。織田さんによると、相手を信頼しているがゆえに嫉妬しない男性は多いようです。その理由が、自分も浮気しないから彼女もしないだろう、といううれしいものです! そんな彼氏の「信頼」を揺るがすような、わざと嫉妬させようと仕向けるような行為は、やめておいたほうが無難でしょう。

(織田隼人、中田ボンベ/dcp)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年5月18日~5月20日
調査人数:389人(22~39歳の未婚男性)

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