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「重い男」の9つの特徴。性格は改善できるの?

織田隼人(心理コーディネーター)

中田ボンベ@dcp

女性にとって男性から愛されるのはうれしいものですが、あまりにも深く愛されすぎるとちょっと重く感じてしまうもの。

今回は、そうした「重い男性」に共通する特徴を紹介します。

また、性格を改善する方法、別れ方方について心理コーディネーターの織田隼人さんに教えてもらいました。

なんだか重たい男性、彼氏と付き合っている方、必見です!

重い男とは? 重い男性に共通する特徴

そもそも女性にとって、どのような男性が「重い男」なのでしょうか?

まずは重い男の特徴はどんなものだと思うか、アンケートで女性たちに聞いてみました。

重い男の言動って?

帰宅するまで張りつこうとする

・「友だちと飲みに行くと告げると、必ず送り迎えをしようとする。ありがたいけど、本当に友だちかどうか確かめているような気がしてなんか嫌だ」(26歳/医療・福祉/専門職)

・「『ちゃんと家に帰れるか心配やから、家着くまで電話しとこ』って言われたとき」(26歳/医療・福祉/その他)

心配な気持ちもわかりますし、時には頼りになりますが、いつも帰宅まで張りつかれるのは息苦しいですよね。

なんでも手助けしようとする

・「すべての荷物を持とうとする。水族館のチケットまで。紙1枚くらいは自分で持てます」(27歳/建設・土木/技術職)

・「なんでもしてあげるなど、過剰な世話焼き」(29歳/医療・福祉/事務系専門職)

荷物を持ってくれるなど、手助けしてくれるのもありがたいことです。しかしこれも度が過ぎると重く感じてしまうことでしょう。

自分のことを完璧に把握する

・「誕生日プレゼントが似顔絵でした。ほくろの位置まで完璧で怖かった」(32歳/その他/販売職・サービス系)

・「おねだりしていないのに、普段の会話からほしいものや興味のあるものを先回りして用意されていたとき」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

「好きな人のことならなんでも知りたい」という気持ちはうれしいものの、知られすぎているのは正直怖くなります。恋愛においては、あまり完璧主義でないほうがいいのかもしれません。

付き合いが浅いのに、プレゼントが高価すぎる

・「出会ってそんなに経っていないのに、やたらと高価なプレゼントを贈られた。ちょっと不安になりました」(27歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

・「付き合った初日に年下からティファニーのネックレスをもらい、将来総理大臣になって、総理大臣の嫁にしてやると言われた」(29歳/その他/販売職・サービス系)

付き合って間もないころに贈るプレゼントは、気合いが空回りしがち。あまりに高価なプレゼントは女性が引いてしまいます。

連絡がマメすぎる

・「マメに連絡が来すぎて気が重くなってしまった……。いつどこで何をしているのか、常に気になってしまうタイプの男性で疲れた」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

・「毎日必ずメールをしてきて、毎週予定を入れてきたこと。自分の予定がなかなか入れられず重く感じた」(27歳/学校・教育関連/その他)

彼氏の愛情に重みを感じるのが、いつまで経ってもマメな連絡を欠かさないとき。信頼関係があれば、そんなにマメな連絡は必要ないですよね。

愛のために自己犠牲をする

・「『こんなにお前のこと思っていろいろやってやっているのに!』って言われたこと。別に頼んでも望んでもないのに、勝手にやって見返りを求められても……」(31歳/生保・損保/営業職)

・「なんでも叶えてくれる→仕事を後輩に任せて相手してくれる→仕事に対する責任感のなさに気持ちが冷めた」(30歳/医療・福祉/専門職)

「愛のためなら自己犠牲をいとわない」という姿勢は立派ですが、彼女としては正直微妙な気分になってしまうようです。特に、相手が勝手に行ったことに対して見返りを求められると困ってしまいますよね。

女性は男性のこうした言動に対して「重い……」と感じているとのことですが、どれも重い男性のテンプレートのような言動ばかりですよね。多くの女性が納得していることでしょう。

彼をチェック。専門家が教える「重い男の特徴とその心理」

では、女性に「重い」と思われてしまう行動をとってしまう男性の心理はどうなっているのでしょうか? 心理コーディネーターの織田隼人さんに、重い男に共通する特徴や、その心理状態を聞いてみました。

長文のLINEを送ってくる

LINEで、強い想いのこもった長文が頻繁に送られてくると、重い男の可能性が高いです。

「自分の気持ちを知ってほしい」という気持ちが強く、その想いを伝えようとしているのが長い文章に表れているからです。

ただし、男女がお互いに長い文章を送り合っている場合は「2人の気持ちがそろっている状態」なので、重い状態とはいえません。

もし男性だけが長文を送っているのならば、「2人の気持ちはそろっておらず、男性だけが過剰になっている」ので、男性が重い状態になっていると言えます。

細かくスケジュールや行き先などをチェックしてくる

自分に自信がない男性は、彼女のことが信用しきれなくなります。

そうすると、彼女を信用するための証拠探しをするために、彼女のスケジュールや行き先などを細かく聞いてきます。

つまり、「自分に自信がなくて彼女を信用できない」というのが重い男性の特徴です。

彼女のことが信用できないので物的証拠で安心を得ようとしますが、根本のところで自信がないので、相手を信用しきれません。そのため、スケジュールチェックなどがどんどん細かくなっていく傾向にあります。

彼女の男友だち複数に対して嫉妬する

彼女の男友だち複数に対して嫉妬している場合は、「重い男」であることが多いです。

嫉妬する相手が男友だち1人だと「恋のライバルでないか気になっている」ので、重い男というよりはライバルに警戒しているだけだといえます。

しかし、彼女の男友だち複数に嫉妬している場合は「どこにライバルがいるかわからない」と、自分が本当に彼女に選ばれているのか不安になっている状態です。

そのため、なんでも過剰に心配してしまい、その心配から重い男になってしまうのです。

原因は何? 重い男の性格を改善するには

一方的に長文のメッセージを送ってきたり、スケジュールを細かくチェックしたりするなど、彼氏が重い男になってしまった場合はどうすれば改善するのでしょうか?

重い男になる原因とその改善方法、そして「上手に別れる方法」を、織田隼人さんに解説してもらいました。

重い男になる原因

男性が恋愛の場面で重くなるのは、「彼女を好き」という気持ちと「自分に自信がない」という気持ちの2つが組み合わさった結果です。

好きな相手には心を動かされます。好きになればなるほど、好きな人がいなくなる「不安」が出てくるもの。

この不安は「自分に自信がある男性」であればあるほど受け流すことができます。

また、「彼女からの愛を素直に受け入れられる男性」も、相手から愛情を素直に受け取ることで不安が取り除けます。

しかし、自分に自信がなかったり、女性からの愛情を素直に受け止められなかったりする男性は、不安が解消できずにたまっていきます

そして相手を好きになればなるほどどんどん不安がたまり、その不安を解消するために「重い男性としての行動」をとってしまうのです

それが、相手のことを束縛したり、相手のすべてを知ろうとして行動をチェックしたり、自分の想いを伝えなければと思って長文のメッセージを送ったりする、という行動につながるのです。

彼氏の重さ改善する付き合い方

「好きだよ」とマメに伝える

男性が不安になっている状態なので、女性はその不安を解消するために「愛情をしっかり持っている」と伝えることが大切です。

毎日のように好き、好き、と伝えていけば、そのうち男性は自信を持ったり安心したりします。

安心することで重い男性ではなくなります。

LINEの返事はとにかく早く

長文のメッセージが飛んできても、早めに何かしらの返事をしてあげることが大切です。

返事を待たせれば待たせるほど、男性の不安がたまっていきます。「メッセージありがとう!」くらいでもいいので早めに返事をしましょう。

ほかにも、「ありがとう」「気持ちとってもうれしい」「私も好きだよ」のように内容は薄くてもいいので、早めのレスをして安心させてあげることがポイント。

不安がたまってしまう時間をゼロに近づけてあげると、次第に彼の不安も減っていき重さも消えていきます。

彼に自分の行動を把握できるようオープンにする

彼は「信用したいけど信用しきれない」という状態になっています。彼の不安を取り払って信用してもらえるよう、彼に対して自分の情報をオープンにしましょう。

たとえばカレンダーの共有機能を使って、彼に自分のスケジュールをある程度自由に見られるようにしてあげたり、アプリで自分と彼の位置情報を共有して、自分がどこにいるのかをいつでも見られるようにしてあげたりです。

そうすることで、次第に彼の不安が消え、重さも軽減されていきます。

重い彼氏との別れ方

フェードアウトはせず直接別れを告げる

フェードアウトするためにじわじわ距離をとろうとすると、彼の不安がたまり、どんどんストーカー気質になってしまう可能性があります。

最悪の場合、本当にストーカーになってしまうことも。

重い男性と別れる場合は、はっきりと別れを告げて「終わりである」ことを認識してもらうほうがいいです。

別れの理由は「好きでなくなった」と伝える

彼に関することを別れの理由にすると、「それは直すから」と食い下がってきます。また、そのときは別れても「ここを直せば復縁できる」と彼が考えてしまい、追いかけられてしまうことも考えられます。

別れるときは、恋愛において大切な「好き」という気持ちがなくなり、それはもうどうしようもないことを伝えましょう。彼もどうしようもないことを理解すれば、諦めやすくなります。

嫌われることを覚悟して別れを伝える

「彼のせいで別れることになった」というニュアンスの別れ方だと、彼がどんどん追い詰められてしまいます。追い詰められると、場合によってはストーカーになってしまう可能性も。

また好かれたまま別れるのも、相手がストーカーになりやすいです。円満な別れは「嫌われること」です。相手に「嫌われる覚悟」で、自分の意見をはっきり伝えましょう

嫌われてもいいと考えて、「私はこうしたい!」「束縛されるのが嫌。私は自由に生きたい。そこは変えられない!」など、自分の意見をはっきりと伝えましょう。

相手に嫌われれば嫌われるほど「円満」な別れになります。

中途半端にならないように気をつけよう

彼氏が重くなってしまう原因は「不安」によるもの。

もし重くなった彼氏を改善させるのならば、その不安が取り除けるように女性側も努力しないといけないということです。

別れるとしても、嫌われたくないと中途半端な別れ方では彼氏のためになりません。

改善するにしても別れるにしても、あいまいにならないようにすべきでしょう。

(文:織田隼人、構成:中田ボンベ/dcp)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ(2016年9月にWebアンケート。有効回答数212件。25歳~34歳の社会人女性)

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