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落ち込んでる時の心理と対処法~気になる人が落ち込んでたら~

織田隼人(心理コーディネーター)

おひな

恋人や気になっている男性が落ち込んでいる様子の時は、何とかしてあげたいと思うはず。しかし、励まそうとしても逆効果になってしまうこともあります。さらに、落ち込んでいる人への対処法を間違うと、今後の人間関係にも影響が出てしまう可能性が……。心理コーディネーターの織田隼人さんに、落ち込んでいる男性の心理や対処法、ベストな接し方を教えてもらいました。

落ち込んでいる時の心理と対処法

落ち込んでいる時とはどんな心理状態なのかを知ることが、上手な対処法につながります。こんなことを考えているのだと頭に置いて接するようにすれば、彼の心やプライドを傷つけずに励ますことができるかもしれません。

落ち込んでいる時の心理とは

あの時こうすればよかった、もっと努力していればよかった。こういう思いは誰でも持っていますが、特に強く出るのが落ち込んでいる時。落ち込む時は大抵過去のことを思い出し、そのことしか考えられなくなっている状態なので、後悔している状態と言ってもいいのです。もちろん過去を振り返り反省するのは大事なこと。しかし、落ち込んでいる時の多くは「あの時がんばっていればよかった」、「ああしていればもっと今の状態がよくなっていたにちがいない」など、どうしようもないことばかり考えてしまいます。中々自分にとってプラスになるような思考にはならないのが問題です。ずっと落ち込んだ状態でいることはその人が成長する邪魔をしている状態なので、あまりよくないことは言うまでもありません。

落ち込んでいる時の対処法と回復方法

実際に落ち込んでいる男性が身近にいて、早く元気になってほしい、前向きになってもらいたい時は、これから説明する2つの点をふまえてアドバイスをしてあげるといいでしょう。もし自分が落ち込んでしまった時にも参考にしてみてください。

みんなに話を聞いてもらう

落ち込んでいる内容や悩みを、友達だち4人くらいに集まってもらって聞いてもらうのです。愚痴っぽくなってもOK。とにかくどうして落ち込んでいるのかを聞いてもらいましょう。言葉にすることで、自分の心の整理がついてすっきりしますよ。また、聞いてもらう相手に「その気持ちわかるよ」「自分も前こんなことがあった」と落ち込みを分かち合うことで、落ち込み方の度合いも軽減されていきます。自分ひとりで悶々と溜めこまないようすると回復も早まるでしょう。

先のことを考える

まずは、まったく関係のないこれから先のことを考えましょう。たとえば、明日の朝ごはんは何を食べよう、土日にはどこに行こうか、そんな未来のことを積極的に考えていきます。それと同時に、今回は失敗してしまったけど次はこんな風にすればいいのではないか、ここを変えてもう一度チャレンジしてみようと、落ち込んでいることに対しても、前向きに考えられるように変化していくはずです。失敗して落ち込んでも、プラスにすることでさらに人間として成長できるもの。落ち込み方が激しく、ほかのことが考えられない場合は、趣味や遊びなど、自分の好きなことから中心に考えていくと、だんだん思考が前向きになってきます。

落ち込んでいる男性への対処法

気になる男性が落ち込んでいたら、できるだけ早く回復してほしいものです。どのような振る舞いや言葉をかけるのがベストなのでしょうか。

落ち込んでいる男性の心理って? 女性に何を求めてる?

厳しい言葉をかけない

気になる男性や恋人が落ち込んでいる時にしてはいけないのは「そのくらいで落ち込んで情けない、もっと努力したら?」などと厳しい言葉をかけること。つい発破をかけたくなってしまうかもしれませんが、それは落ち込んでいる男性にとっては逆効果でしかありません。そんな厳しい言葉をかけられる男性は、落ち込みと同時に孤独感を抱くようになり、回復が遅れてしまいます。

だまってスキンシップも有効

落ち込んでいる時の男性は、包容力のある女性を求めています。もし男性があまり話したくないという状態であれば、ただだまって一緒に時間を過ごし、手を握って彼の言うことにていねいに耳を傾けましょう。私は何も気の利いたことなんて言えないと思うのなら、抱きしめてスキンシップを取るのも有効です。むしろ女性はペラペラと話すよりも聞き役に徹するのがベストでしょう。大事なのは自分にはあなたがいるから大丈夫だと男性に思わせること。やさしいお姉ちゃんのように、落ち込んでいる彼を受け入れてください。

落ち込んでいるときにはそっと寄り添ってあげることが大切

大事な男性が落ち込んでいるのを見るのはつらいですが、彼の精神はもっとつらい状況にあります。あなたが癒し、回復をサポートすることで、彼も早く元気と自信を取り戻し、また次にチャレンジすることができます。一方的に励ますのではなく、寄り添うことを重点に置けば、彼とあなたの距離もこれまで以上に深まるのではないでしょうか。

(文:織田隼人、構成:おひな)

※画像はイメージです

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