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割り切った関係を望む男性心理。本気に変わる可能性は?

おおしまりえ

辛い恋もいい恋も、生きていれば誰もが経験するもの。

中にはセフレなどの割り切った関係に足元をすくわれ、悲しい別れを経験したことのある人もいるでしょう。

今まさに体だけの関係だった相手に本気になってしまい、近づく別れをどう回避するか悩んでいる人もいるかもしれません。

そもそも好きでもない相手とカラダの関係を続けられる心理って、いったいどういう仕組みなの? 好きになると冷静に状況を分析できなくなり、混乱して落ち込む女性は多いもの。

今回は「割り切った関係」でいようとする男性心理を探っていきます。

あなたと彼の関係は大丈夫?

そもそも割り切った関係とは、どんなものがあるのでしょう。

代表的なのは「セフレ」と呼ばれる、カラダのつながりだけの関係です。会ったら必ずセックスする人もいれば、付き合っていないことをお互いが了承している以外は、普通の恋人と変わらずデートしたり、お泊まりを楽しんだりする関係も存在します。

また個人的には「不倫」も、本気や遊びにかかわらず割り切った関係のひとつであると思います。

「私の不倫は本気だからちがう!」という主張も耳にしますが、どんなに本気度が高くても、相手が既婚者ならではの我慢が生じている時点で、その関係は割り切りの要素を含んでいるのです。

これらの関係に未来はなさそうに思えますが、男性心理を知って対処できれば、未来は少し変わる可能性も秘めています。

割り切った関係を望む男性心理とは?

男女どちらも割り切った関係を望む人はいますが、その数は圧倒的に男性のほうが多いものです。

本能だとかなんとかよく言いますが、理由をもう少していねいに探っていきましょう。

男性が割り切った関係を望む理由

まずは、女性とセフレなどの割り切った関係になったことがある男性に、なぜセックスだけの関係を望むのかアンケートを実施。本音に隠れた心をじっくり見ていきます。

(1)本命彼女と会えない寂しさから

・「彼女となかなか会えないとき」(28歳/商社・卸/事務系専門職)

つまり、心の拠り所は彼女だけど、カラダの拠り所を探したいという効率論を求めた結果の割り切りです。

遠距離恋愛などのカップルによくある理由ですね。実はこういう主張をする男性は、じゃあ本命彼女に頻繁に会えるようになれば割り切りを解消するのかといわれると、そうでもなかったりします。

この手の男性は、彼女に会えないから浮気をするのではなく、手に入る女の子が近くにいるから浮気をするという、ある種の逆転的発想を正当化しています。

(2)たくさんの人と関係を持ちたい

・「いろんな人と関係を持ってみたいから」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)

わかる! わかるよ! 男だもんね……。とはいえ、この手の「たくさんの女子と寝たい願望」は、単純に“経験不足の不安”が原因である場合があります。

この場合は、きちんと彼のテクニックを伸ばし、コミュニケーションを取れる相手ができると、自然と願望はおさまっていきます。

結局のところ女性の腕次第、ということかもしれません。

(3)振り回されるのは面倒

・「生活に支障が出ない恋愛はときおりしたくなります」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

過去に重い女子と付き合った経験のある男性がよく言うセリフかもしれません。

私生活にグイグイ食い込まれるとびっくりして引いてしまう気持ちはよくわかります。

とはいえ、適度な距離感で生活を支えてくれる彼女ができても、やっぱり振り回されるのもいいかも……なんて簡単に浮気することもあるので、彼の言葉を過信しすぎるのは要注意です。

(4)楽に恋愛したい

・「深みにはまらない恋愛の方が楽そう」(25歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

言い換えれば「責任は取りたくない!」というワガママな主張に聞こえますが、もしこの言葉を割り切った関係のあなたに向けて言っているなら、それは「お前とは深みにはまらない関係でいたい」という間接的な告白でもあります。

男性の理由を見ていくと、自分の状況に「それっぽい理由」をつけているだけのように感じませんか。そもそも浮気に対するハードルって、男性のほうが圧倒的に低いものです。

それは本能的な理由もありますが、セックスにおける男女のやることのちがいも関係しています。

男性のセックスは、言うなれば出すセックス。女性のセックスは受け取るセックス。受け取った側には妊娠のリスクもあるのです。

だからこそ、女性のほうがセックスに慎重になり、男性のほうが前のめりになりがちなのかもしれません。

いろんな男性心理が関係しているとは思いますが、行為後に残る責任の軽さが、男性が「割り切った関係」を軽々と望む大きな理由のひとつな気がします。

どうして彼は「付き合う」じゃダメなの?

割り切った関係と恋人の最大のちがいは、「付き合う」ことを了承し合っているかどうかです(不倫の恋はまた少しちがいますが)。

でも、セックスする関係なのに「付き合う」ハードルを超えるまでに至らないのはなぜなのでしょう。

ひとつは、男性の中で「女性とセックスすること」がゴールになって、1回してしまうとそれ以上の関係性を築くメリットを感じられなくなることにあります。いわゆる面倒は背負い込みたくない、というやつですね。

もうひとつは、そもそも彼があなたをたいして好きではなかった、という可能性があります。

つまり「好きじゃなかったけど目の前に出されたから食べた。今も出され続けるなら食べる」という状態だと、当然付き合うとか特別な関係には至りません。

あえて割り切った関係を選択するのには、男性の美学がいろいろあるように感じますが、好きだったらもっと相手を知りたいと思うのは人間として同じ。

つまり付き合うことを選択しないのは、興味が薄れているか、もともと興味がないかのどちらかではないかと思うのです。

「割り切った関係」が「本気」に変わる可能性は?

それでも彼と付き合いたい、割り切った関係を本気の関係に変えたいと思う女性は多いでしょう。筆者のまわりにも割り切り→彼女という昇格を果たした人を何人か見てきましたから、可能性自体はないわけではありません。

ただ正直なところ、昇格しても幸せになっている人はかなり少ないのが現状です。

一番大きな理由に、男性側から本気の関係にしたいと望まない=最初からパワーバランスが崩れている、ということが挙げられます。

あなたから「やっぱりセフレは嫌! 付き合いたい!」と言うことで、彼が「まあいいか……」という気持ちで付き合うことはあります。

こうなるとお付き合いはできてもあなたの愛情が大きすぎて、彼にとっては退屈というか、結局は面倒ばかりが目につく関係になってしまいがちです。

つまり、本当に「本気の関係」に変えたいのなら、彼から好きと言わせるくらいの努力が必要で、それがないと付き合いが変わったあともさらにあなたは愛情をダシにないがしろにされる可能性があるのです。

この関係が辛いと思ったときにすべきこと

割り切った関係から本気の関係に転換をねらうにしても、今のままを味わうにしても、どちらにせよ忍耐力と努力が必要なこの恋愛。いい人生経験にはなりそうですが、まあ辛いのにはまちがいありません。

もうしんどい……と思ったときの対処法として、私は「脳を忙しくする」ことを処方箋として女子のみなさんにはお伝えしたいです。

脳を忙しくすることで、考えるのをやめよう

人間はどこで恋をしているのか。

カラダ、心、いろいろありますが、メインを担っているのは脳なのです。脳が考えたり感じたり悩んだりすることで、恋愛は楽しめたり複雑になったりします。

つまり辛い感情というのは、脳が辛いことを考えたり感じたりしているから起きるわけで、意識をほかに持っていってしまえば悩むことはありません。

そこでオススメなのが運動です。ランニングなどをして身体的な負荷をかけた状態になると、頭も意識もそこに集中するので、恋愛中の辛さはすっかり吹っ飛びます。

また運動が苦手な方はサウナなども同じ理由でオススメです。とにかく頭の中が暇だと辛いことを考えてしまうので、それを解消してくれます。

運動やサウナで汗をかいて、恋愛の辛さから抜け出すと同時にキレイも手に入れる。これがベストではないでしょうか。

「割り切った関係」の辛い経験は、あなたを美しくする

割り切った関係はやっぱり自制心が必要だから、どうしてもうまくできないことはあります。

まわりに顔向けできない恋愛を恥ずかしく思う人もいるでしょう。筆者も割り切った関係を散々経験してきたひとりですが、割り切った関係を味わいつくすからこそ、次にいい恋愛ができたり、同じような友だちに手を差し伸べたりできます。

ただ泣くだけでは学びは残りませんが、辛さも悩みも全部真正面から向き合うことで、その経験はあなたをもっと美しくしなやかにしてくれます。

どうか今、この恋愛を楽しみましょう。

(おおしまりえ)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ(2014年1月にWebアンケート。有効回答数177件)

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