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明暗をわけるポイントは? バツイチの彼と幸せになる12カ条

恋愛部長

豊富な失恋経験・恋愛アドバイス経験をもつ“恋がへたくそな女子代表”恋愛部長さんが、働く女子の恋の悩みにアドバイス。さまざまなトライ&エラーのすえに編み出された、誰でも真似しやすい「恋のメソッド」を指南します!

みなさん、こんにちは。恋愛部長です。いよいよひとりでいるとさびしくなる季節の到来ですね。一年でもいちばん「恋がしたい!」と思うのでは? 今回も、みんなの悩みをいっしょに考えながら、自分の恋する気持ちを盛り上げていきましょう。それでは今回のお悩みは?

「バツイチ子持ち」の彼との付き合いに悩んでいます

付き合って2年弱になる彼は、バツイチで元奥さんとの間に子どもがいる人。今、彼との結婚に対する意識のちがいが気になっています。彼は子ども好きでよく会いに行き、その際に養育費を直接渡しているよう。自分の子どもなので頻繁に会うなとは言えないけれど、彼が元奥さんと会っていることに折り合いがつけられず、よくケンカしてしまいます。そんな中、10年来の男友だちから告白されました。彼のことが好きだからお断りしたけれど、何度も気持ちを伝えられて正直迷っています。男友だちのことは恋愛の対象に見ていませんでした。かといって彼との付き合いでは結婚という同じ方向を向けず、ケンカしても平行線のまま……。男友だちと付き合ったら、もしかしたらうまくいくかもしれない。友だちには悪いけれど、少しの可能性にかけてみたいという気持ちもあります。どうすることが自分にとってベストなのでしょうか?(マーニャカウダ/32歳/不動産/事務職)

ふむふむ、なるほど。彼はバツイチ子持ちでいろいろ不満があると。別の男友だちからアプローチも受けていて、迷っているのですね。う~ん、まずは、問題をシンプルにしましょうか。

おそらく、相談者さんは、バツイチの彼が好きなんだと思います。だから、彼を好きな気持ちを残したまま、条件だけでほかの人を選んでもきっと気持ちはついていかないと思う。もしも、そのお友だちと本当にうまくいくことがあるとしたら、それはバツイチの彼との付き合いをやめると自分自身で決断したあとのことだと思います。バツイチの彼に不満や不安があるから、別の人がよく見えている。でも、もしもバツイチの彼がそもそも存在しなければどうでしょうか? そのお友だちと付き合ったでしょうか? 問題は、複雑に考えると余計求める答えから遠ざかってしまいます。まずは、バツイチの彼と付き合い続けるかどうか。そこに集中して、考えてみましょう。

 

いわゆる「普通の男性」との付き合いと混同しない

バツイチの男性、確かに、独特の魅力がありますよね。一度結婚を経験しているので落ち着きもあるし、あるところでは現実も見えているので、過度な要求をしてこない。一度失敗しているので、「今度こそはこの関係を大事にしよう」とがんばっている男性もいると思います。離婚が増えている昨今、バツイチくらい、そんなに珍しいものではないですしね。私のまわりには、「ある年齢を超えている男性なら、未婚の人よりバツイチの人のほうがいい!」という意見の人もいるくらい。たとえば、たまたま知り合って、「いいな~。本気で好きになりそうだけれど、こんな人はどうせ既婚者なんでしょ」なーんて思った男性が、実は最近フリーに戻ったばかり! なんて聞いたら、誰だってテンション上がるでしょ?「いまがチャンス!」って思わない? バツイチの男性への恋って、実はそんなに難しいものでもないんですよね。

でも、どんなに素敵な男性だとしても、バツイチということで不安要素もあります。「一度うまくいかなかったということは、結婚生活に向かない何らかの問題があるのか?」とかね。本人が結婚に懐疑的になってしまっている場合もありますし。

そして、やっぱり難しいのは、前の奥さんや子どもとの関係です。いくら離婚したとはいえ、子どもの父親であることは変わりないですし、養育費だって払う義務があります。子どもと定期的に会うことも、大抵は約束されていますから、どうしたって、一生縁が切れない人間関係を引きずることになります。

いい面もあれば悪い面もあるのが、バツイチの男性。ですから、付き合って、いずれ結婚を考えるのであれば、ある程度、心構えが必要だと思います。いわゆる普通の男性とのお付き合いと同じように考えていると、あとあと思いもよらない不満が出てくると思うのです。もしも、バツイチ男性と付き合うのなら、はじめから以下のようなことは念頭に置いておいたほうがいいと思います。

【バツイチ男性と付き合う心構え】
1)そもそも再婚する気がない人もいる。事前に確認すべし
2)結婚しても、新生活のときめきさなどは、求めない
3)彼に前妻との子どもがいる場合、子どもと会うのは、誠実さの証と思おう
4)今後子どもをつくるかどうか、彼の考えをあらかじめ知っておく
5)前の家族を養うお金は、手切れ金と割り切ろう
6)前妻とは張り合わない
7)前妻と比べられても怒らない
8)前妻と同じ轍は踏まないようリサーチを

まずは、彼と考えがどこまで合うかをチェック

そもそも、バツイチ男性には、「結婚はもうこりごり」なんて内心思って付き合っている人もいます。私の知り合いにも、40歳過ぎの魅力的なバツイチで、恋の話題が絶えない人がいますが、ぶっちゃけ本人に再婚する気はゼロです。それを知って離れていく女性も後を絶ちません。彼女たちにすれば、不幸な事故みたいなものですね。こればかりは、彼の本心を探るしかありません。結婚する気がない人と一生いっしょにいるのはどうでしょう? それでもいいならいいですが、自分の人生を第一に考えたら、結婚に夢がなく、ただそのときだけ付き合っていければいいという男性との付き合いは、見直したほうがいいと思います。

もしも、彼が再婚を考えている場合でも。そこに、新生活のときめきや、派手婚などは期待しないでいたほうが賢明です。私の知り合いに、3度結婚して全部結婚式をした人がいますが、そんな人は少数派。大体が、職場の上司などを2度も結婚式にお呼びするのは気が引ける……などという配慮から、結婚式自体やりたくない、という男性も多いはず。こちらにとっては一生に一度の結婚。何もかもをフレッシュにはじめたいところですが、そもそもバツイチの人は、結婚にそこまでテンションが上がっていないと思うので、相手の希望をよく聞いてあげたほうがよさそうです。

また、今回のご相談にあるように、前妻との間に子どもがいる場合は、とてもデリケートな問題ですから、細心の注意が必要だと思います。というのも、どんなに結婚が破たんしていたとしても、彼にとって、子どもはかけがえのない存在であることはまちがいない。彼が自分の子どもをかわいがりたい気持ちに水を差すのはいかがかなと思うのです。

自分の子どもなのに、離婚後はほったらかしで、養育費を出し渋る男性もいますが、そんな男性だったら、むしろさっさと見切りをつけたほうがいい。子どもに会いに行く、子どものために何かをしてあげようとしている男性は、誠実な人。そういう人のほうがむしろ信用できると思いませんか? 逆に、もしも、不愉快そうな顔をしたり、「子どもや前妻に会うのが気になる」などと彼に言ったりしてしまうと、言った女性が「この人は冷たい人なんだな」というふうに思われると思います。離婚によっていちばん傷つくのは子ども。その子どもに対しては、何よりも寛容に接してあげることが、バツイチ男性の彼女に求められる素養だと思います。

そして、そこに付随する話題ですが、彼に前妻の子どもがいたとしても、自分自身も子どもをつくりたい、という思いはあるはずです。それは決して妥協しないほうがいいと思います。もしも、子どもをつくるという夢があるのなら、あらかじめ彼とそれについて話し合っておいたほうが、あとあと禍根を残さないと思います。彼のほうは、すでに自分の子がいるのですから、それほど熱心に子どもがほしいとは思わないかもしれない。でも、女性にとっては、出産は一生を左右する大事なことです。もしも自分は子どもを産みたいのに、彼が、「これ以上子どもはほしくない」などと言うなら、そのときは、別れることも考えたほうがいいと思います。

また、金銭問題は、どうしても結婚生活を侵食していきます。もしも彼が、前妻への慰謝料やその子どもの養育費を支払い続けている場合、月々、結構な金額が消えていきます。もし初婚であれば、2人の収入は2人の生活のためだけに使えるのに、と思ってしまうと、とてもイライラするでしょう。これに関しては、そのお金は最初からなかったものと割り切ったほうがよさそうです。もしくは、こう考えたらどうでしょう? もし彼が前妻と離婚できていなくて、自分とは不倫関係だったら。「自分が不倫にならずにすんだ代金」、「前の家族との手切れ金」だと思えるはず。そうやって、なんとか溜飲を下げてください。

時間に勝つには、時間をかけるしかない

そして、日常生活で大事なこと。何かと気になる前妻の存在ですが、決して前妻とは張り合わないことです。人によっては、十年以上結婚生活をともにした奥さんと別れているバツイチ男性だっています。そうなると、いっしょに暮らしていた時間にはすぐにはかないません。物を言わずにもわかることだとか、生活の決まりごとだとか。そういうことすべてに勝たなくては! と思ってしまうとつらいばかり。そこは、先に降参しておくに限る。前妻の存在を何かと感じて、気がふさぐこともあるかもしれませんが、これから前妻以上に彼といっしょにいれば、いつかは乗り越えられること。絶対に、気にしないことです。

もちろん、彼が、無意識に前妻と比べてしまって、無神経な発言をすることもあるかもしれませんね。そういうときも、いちいち神経質にカリカリしないで、「時間に勝つには、こちらも時間をかけるしかない」と念じましょう。

そんな気になる存在の前妻ですが、逆に言うと、彼との結婚関係を返上した、決定的な問題点があるはず。それは、束縛癖なのか。それとも、家事ができない人だったのか。さびしがり屋で、浮気してしまったのか。逆に、彼のほうが愛想をつかされたのであれば、彼はいったい彼女のどんな逆鱗に触れてしまったのか。彼が前妻とうまくいかなくなった原因をあらかじめリサーチしておくと、とても参考になります。彼自身から聞くだけでなく、できれば、第三者からも聞けるといいですね。そして、大事なのは、その前妻と同じ轍を踏まないようにすること。彼だって、一度の離婚で、くたびれ果て、傷ついているはず。同じ過ちは繰り返したくないと思っていると思います。ですから、2人で、話し合いながら、関係が破たんしないよう、前向きに対処していくようにしてください。

バツイチの彼と幸せになる12カ条

いかがでしょうか。一度離婚したことがある男性と付き合っていくのは、案外、普通の男性と付き合うより精神的にしんどい面も多いかもしれません。それでも、彼の魅力を考えると、その苦労をする価値がある、と思えば、付き合えばいいですし、そこまでするほど好きなのかわからない、ということであれば、お別れするのもアリだと思います。誰だって、自分の人生をいちばんに考えるべきです。彼という人間が、自分を、いちばんに幸せにしてくれる存在ではないのなら、その彼に義理立てする必要はありません。ましてや、相手に同情して、「私がいないとダメな人だから……」なんて思って付き合い続けるのは、危険です。

たくさんのハードルをいかに2人で乗り越えられるか。それだけ努力するほど2人がお互いを無二の人と思い合っているのか。それを今一度確認しておく必要があると思います。

ここまでバツイチの男性と付き合ううえで不利な面をたくさん書きましたが、それも、覚悟をしておけば、そうでなかったときに気が楽だという意味もこめています。バツイチでも、初婚並みに問題なく再婚して幸せになっている人もいますし。「最初の結婚は若気の至りだった」なんて、落ち着いたいま、振り返っている人もいます。

最後は、その人に、そこまでの面倒を乗り越えるだけの魅力があるか、という個人個人の問題だと思います。バツイチだから、と敬遠することなく、ひとつひとつ問題をクリアしながら、前向きに付き合っていけるといいですね。

それでは、今回のまとめです。

【バツイチ男性との付き合い、ここに注意】
1)バツイチ男性との付き合いは素敵だけれど、普通の恋愛にはない苦労も多い
2)バツイチ男性と付き合うには、ある部分で覚悟が要る
3)再婚する気がないのに恋愛したがるバツイチ男性もいるので、まずは意思確認を
4)結婚できたとしても、新生活へのときめきや派手な結婚式は期待しないほうがいい
5)彼に前妻との子どもがいる場合、関係は一生続く。むしろ、彼が前妻との子どもを大事にするかどうかで彼の人間性がわかる
6)バツイチの彼に、「子どもと会わないでほしい」は禁句
7)子どもがほしい人は、今後自分とも子どもをつくる気があるか、確認すること
8)前妻や子どもへの送金は、いわば手切れ金。不倫でなく、きれいな身で付き合えることを喜ぼう
9)前妻とは張り合わない。結婚していた事実や時間はなんだかんだ言って強い
10)前妻と比べられても気にしない。これから長くいっしょにいればこちらがいちばんになれる
11)前妻との破局の原因を知って、予防策を講じよう
12)バツイチ男性と付き合うには、マイナス要素があっても付き合う価値がある人か、という冷静な判断が必要

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