セルフハグとは? 自身を幸せにできるすごい効果と、やり方のポイントを解説
セルフハグとは文字通り、自分自身をハグすること。1人で簡単にできる癒やしの方法で、自己肯定感が上がるなど、さまざまな効果があるといわれています。今回はセルフハグのやり方や効果、トライする際のポイントについて紹介します。
ストレスや緊張の多い毎日の生活。
そのため体調を崩してしまったり、理由もないのになんだか不安になったりしまうということも少なくありませんよね。
そんな時におすすめなのが、気軽に試せて、さまざまな効果があるとされている「セルフハグ」です。今回はそんなセルフハグの効果やポイントについて紹介します。
セルフハグとは?
セルフハグとは、文字通り自分自身をハグする、つまり自らの手で自分を抱きしめることです。
好きな人や仲の良い友達、あるいはペットなどをハグすると気持ちが落ち着いたり、癒やされたりすることがありますが、自分で自分に行う「セルフハグ」にも同様の効果が期待できるといわれています。
(1)セルフハグのやり方
セルフハグのやり方は、腕を胸の前でクロスし、自分自身の体に回してぎゅっと抱きしめるだけです。
腕や手の位置はどこでも構いません。肩や首・頭・胴体など、自分が心地いいと感じる場所を、好きな強さで抱きしめましょう。ハグが苦手なら、肩や腕をなでるだけでもOK。
自分の心に集中して、深呼吸しながら行います。何となく、気持ちが落ち着いてきたと感じるまで続けるといいでしょう。
(2)セルフハグを行うタイミング
また、セルフハグを行うタイミングはいつでも大丈夫。日常生活の中でふと疲れを感じた時、あるいは眠りにつく前、お風呂に入っているリラックスタイムなど、好きな時に自分を抱きしめてあげるだけでいいのです。
このように、誰でも・いつでも・どこでも簡単にできるセルフハグ。自己肯定感の向上などを図る目的で設立された一般社団法人「日本セルフエスティーム普及協会」が8月9日を「セルフハグの日」に制定するなど、近年注目を集めています。
セルフハグで期待できるすごい効果
自分で自分を抱きしめるセルフハグには、どのような効果が期待できるのでしょうか?
(1)安心感が高まる
誰かとハグをしたり、抱きしめられたりすると、安心感を抱く方も多いのではないでしょうか? 実はセルフハグでも、それと同じ効果が期待できると考えられています。
自分自身を抱きしめることで、ほっとする感じや心地よさが広がり、心が癒やされるでしょう。
(2)幸福感を得られる
多くの人間にとって「寂しい」「孤独」といった状態は、つらいものでしょう。しかしセルフハグを行うと、それらの気持ちを癒やし、幸福感につながると考えられます。
またストレスやモヤモヤが和らげられ、気持ちが落ち着いたり、考えを整理できたりする効果もあるでしょう。
(3)自己肯定感がアップする
自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れ、認める感覚のこと。自己肯定感が低い人ほど、他人と自らを比べてしまい、落ち込んでしまうケースが多くなると考えられます。
そこでセルフハグをすることで、自身の価値を認めて、心を労わる効果があるといわれています。
(4)他人に優しくなれる
自分に対して不満がある人は、うまくいかないことを他人のせいにしたり、余裕がないために周りに対しての要求が高くなったりしがちです。
逆にセルフハグを通して、ありのままの自分を受け入れられれば、落ち着きが出て、他人に対しても優しくなれるでしょう。
(5)よく眠れる
1日中働いて疲れているはずなのに、ベッドに横になるとさまざまなことを考えてしまい眠れない、眠りが浅くて寝てもすぐに目が覚めてしまうなど、睡眠に問題を感じている方も多いかもしれません。
セルフハグにはリラックス効果も期待でき、ストレスを緩和したり、ネガティブな思考をポジティブなものに変換したりすることによって、睡眠トラブルの解消にもつながる可能性があります。