スピード離婚は恥ずかしい!? 離婚する原因と後悔するポイント
プロの目から見た「スピード離婚」の原因
続いては、プロの目から見たスピード離婚の原因について解説したいと思います。
1.交際期間が短い
スピード離婚とスピード結婚には、相関関係があることが多いです。
価値観の合致は結婚生活の継続に欠かせませんが、その価値観を確認する前に結婚してしまうことにより、「性格の不一致」に直面することも多いです。
またスピード結婚は、恋愛の初期に訪れる「盲目的な感情」の最中で結婚するので、ちょうど結婚生活がはじまったころに、現実に戻るということも考えられます。
トーマス・フラーの言葉に「結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。」とあるように、結婚前にじっくり相手を観察することも必要なようですね。
2.結婚に踏み切らざるを得ない理由があった
結婚相手に選ぶほどの人かどうかはわからないけれど、別の理由で結婚に踏み切ってしまうというケースもあります。
おめでた婚はその代表的な例。実際の調査でもおめでた婚の離婚率は高いのです。 子どもには父親がいたほうがよいから、とか、子どもを産むなら働けないから養ってもらわないと、などの理由で結婚すると、離婚に至るケースは多くなるようです。
ほかに、海外駐在が決まった、親が余命宣告をされて安心させてあげたかった、などの理由の結婚も同様ですね。結婚は外的要因の強い動機で決めると長続きさせるのは難しいようです。
3.結婚に対するモチベーションのバランスが悪い
結婚は2人の同意ありきでするものですが、片方が結婚に対して強い意志を持っていて、強引に結婚にもっていくケースも、スピード離婚に至りやすいようです。
結婚したからといって、相手の性格や習慣が変わるわけではありません。
女性側は夢と現実の差に幻滅し、さらに相手も結婚という希望していなかった環境でふきげんになっていく。そんな時間は長続きしないんですね。
女性側が疲れたら終わり。スピード離婚につながるわけです。
4.自分にとって致命的な生活習慣をもっている
前述したように、女性にとって結婚の障害となりがちなのは夫による「酒、女、金」問題です。
アルコール依存症や、金銭問題、異性問題は、一筋縄では改善できません。
前述のアンケートにもありましたが、『借金が発覚した』というのはスピード離婚に多い理由です。
酒癖、金癖、女癖は、完治しない場合が多いですから、スピード離婚を決意させるのかもしれません。
5.結婚前に知らされていなかった秘密があった
実は私が受ける相談で意外に多いのが、この理由です。
「一緒に暮らしてみたら、カツラを被っていたらしいが、それを秘密にしている」
「寝る前にトイレに入って必ず母親に電話でおやすみを言っている」
「聞いたこともない宗教に入っているようで、朝晩、妙な呪文を唱える」
など、結婚前に知らされていなかった秘密が明らかになった場合です。
一生、隠し通そうというつもりだったのか、と思ったとたんに、離婚したくなるというケースですね。
隠されていたことが何よりもショック。スピード婚の場合生じやすいケースかもしれません。