出産・産後 出産・産後
2021年09月30日 18:43 更新

【医師監修】陣痛の始まりがわからないこともある? 陣痛かなと思ったら周期をはかる!

出産が近づくと普段からお腹が張る感覚をもつこともあるので、もしも陣痛がきたときにも、それが本当に陣痛かわからなかったら? と心配になる妊婦さんもいます。不安感があるときにどう対処すると良いのか、専門医に聞きました。

陣痛に気づかないことはある?

陣痛を感じ、陣痛?前駆陣痛?と考えいている妊婦
(イラスト=いわたま)

実際、陣痛が始まったのに気づかないということはあるのでしょうか?

気づかない人もいる

陣痛の始まりに気づかない人もいます。判断に迷うこともあります。初産婦さんにとっては初めての経験であり、痛みの閾値も人によって違うためです。

初産婦さんにとっては未知の経験であり、痛みの程度は人によってさまざまなので、まれに陣痛の始まりに気づかない人もいます。もしくは、前駆陣痛と思って見過ごしていることもあるようです。

陣痛かどうか自分ではわからなくても、産科で赤ちゃんの心拍数と陣痛の状態を把握できるモニターをつけると、陣痛を図式化して分娩の経過を観察できます [*2]。

陣痛かも? と思ったらやること

「これは陣痛が始まったかな?」と思う場合の対処についてまとめます。

陣痛に気づかない妊婦
Lazy dummy

はかる|痛みの間隔を計測する

陣痛周期と陣痛発作の関係

まずは、痛みがあるときは痛みはじめと終わり、また次の痛みとの間隔を測りましょう。

「●分おき」などの周期的なものか、もしくは痛みが起きる間隔がバラバラかを見ます。周期的なものであれば陣痛である可能性が高いでしょう。

見分ける|陣痛=規則的な痛み、前駆陣痛=不規則

出産前に感じるおなかの張りや痛みには「前駆陣痛」と「陣痛」があります。どちらも子宮の筋肉の収縮運動です。そして、どちらも自分の意思ではコントロールできません(不随意的) [*1]。 前駆陣痛は不規則ですが、陣痛は規則的です。1時間に6回以上で規則的なお腹の痛みは陣痛で、この状態になることで分娩開始となります[*1]。お腹の張りの強弱が規則性をもって訪れる場合、陣痛につながる可能性が大きいと言えます。出産予定の産院へ連絡して指示を仰ぎましょう

なお、陣痛ではない「普段のお腹の張り」の場合だと、妊婦さん自身に何かしらの“思い当たるきっかけ(原因)”があることが少なくありません。

妊婦さんがお腹の張りを自覚するとき、そのきっかけとして心当たりが多いのは『長時間立っていたとき』『走ったとき』のようです。ほかにも妊婦さんそれぞれの生活スタイルにより、お腹が張りやすいきっかけはさまざまです。

妊娠9ヶ月以降、特にきっかけもなく、継続するお腹の張りがあれば、前駆陣痛または陣痛が考えられます。陣痛かわからなくて不安な場合はひとまずかかりつけの産科に連絡をして指示を仰ぎましょう。

(松峯先生)

関連記事 ▶︎妊娠後期のお腹の張りはどんな感じ?陣痛との見分け方

陣痛がきそうなころ、気になる情報まとめ

陣痛を感じ、産婦人科に連絡を取る妊婦
Lazy dummy

前駆陣痛が起こる時期や痛み、出産までの過ごし方が知りたい!
関連記事 ▶︎前駆陣痛はいつから? 陣痛との痛みや間隔の違いとは

おしるしってどんなかんじ? おしるしがあったらすぐに陣痛がくるの?
関連記事 ▶︎おしるしとは|色や量、陣痛がくるタイミングや対処法

尿もれかな? 破水に気づかないことはある? 
関連記事 ▶︎量が少ない破水と尿もれとの見分け方

入院準備はカンペキかな?
関連記事 ▶︎出産準備で入院前に用意すべき必要な持ち物34選

赤ちゃんのことについて予習しておこうかな?
関連記事 ▶︎生後0ヶ月(新生児)の母乳の授乳間隔とお世話の仕方
関連記事 ▶︎新生児期の泣きやまない問題!注意点と上手な4つの対応
関連記事 ▶︎新生児と添い寝は危険?正しい方法と13の注意点

まとめ

人によって痛みの自覚の程度はさまざまで、それはとても自然なことで、妊婦さんの中には陣痛の始まりがわからないという人もいます。陣痛かな?と思ったら、まずは痛みの間隔をはかってみましょう。それでも陣痛かわからなかったり、ほかにも不安がある場合は産科に連絡し、主治医や助産師に相談しましょう。

(文・構成:下平貴子、監修:松峯美貴先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1] 「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p228.230
[*2] 「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p11.228

※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-