会社員には“猫背”が多い⁉ 理学療法士による「姿勢チェック」結果を発表
理学療法士の企業向け出張施術「オフィストレッチ」はこのほど、「身体の専門家」である理学療法士による、410名に対する調査を実施。働く中で、会社員がどんな姿勢になりやすいのかを明らかにしています。
身体の姿勢は大別すると「Sway Back(猫背)」「Flat Back(平背)」「Lordosis(反り腰)」の3つがあります。前提として、それぞれどんな特徴があるのかを上図にて示しています。
身体的不調の原因になりうる身体の姿勢はなに?
今回の調査では、性別によって姿勢のタイプに特筆した偏りなどはみられず、猫背が多いという結果になりました。
それぞれの姿勢の原因は、普段の就業時間にあることが多いです。毎日の就業時間でパソコンを見つめている時間が長かったり、運転している時間が長かったりすると、筋肉が硬直して正しい姿勢を保てなくなります。
そして、崩れた姿勢が普段の姿勢として定着してしまい、同じ箇所に負担が蓄積されやすくなり、より筋肉の硬直が進みます。
そのような負のループが続き、より正しい姿勢をとることが難しくなり、肩、首、腰などの慢性痛などに繋がっていきます。そのような慢性痛が、結果的に生産性にも大きく影響が出るというデータもあります。※
同社では、「自身の姿勢が気になる方は、慢性痛の予防のためにも、ストレッチなどで硬直した筋肉を伸ばし、身体のリスクを軽減していきましょう」とアドバイスしています。
※【出典】厚生労働省ホームページ:2015年3月『「健康経営」の枠組みに基づいた保険者・事業主のコラボヘルスによる健康課題の可視化』(東京海上日動健康保険組合)
【調査概要】
1-1. 調査期間:2022年9月〜2024年6月
1-2. 調査対象:20代〜60代の男女
1-3. 有効回答数:n=410
1-4. 調査方法(集計方法、算出方法):弊社理学療法士による姿勢チェック
(エボル)
※この記事は2024年07月09日に公開されたものです