「取り急ぎお返事まで」の意味とは? 目上の人に使える? 例文や言い換えも紹介
「取り急ぎお返事まで」の言い換え表現
「取り急ぎお返事まで」を効果的に使うための、言い換え表現を紹介します。
「取り急ぎお返事まで」ではそっけない文章になってしまう時や、目上の人に同じような意味の言葉を添えたい場合は、次のような言い換え表現を活用していきましょう。
(1)「まずは用件のみにて失礼いたします」
相手から聞かれた質問への回答をする際や、急いで返答したい情報がある時に、特に重要な部分だけを伝える表現です。
「用件のみを伝える形になって申し訳ない」という意味合いをコンパクトにした表現で、「取り急ぎお返事まで」よりも具体的で丁寧なフレーズです。
(2)「まずはご案内申し上げます」
相手からの質問に対して、「こうである」という情報や「このようにしてほしい」という希望を伝えるフレーズです。案内したい情報のみを、取り急ぎ返信したい時に使えます。
例えば「○日の会議は何時からですか」といった質問に対して、「○時開始予定です。会議の詳細は改めて書類をお送りいたしますが、まずはご案内申し上げます」と返答することで、相手が知りたい特に重要な情報のみをスマートに伝えられます。
「取り急ぎお返事まで」は急いでいる時の返答に使える言葉
「取り急ぎお返事まで」は、相手からの連絡に取り急ぎ返答したい時の、締めのあいさつとして使えます。
連絡をもらってから数時間以内に返答したいものの、外出中で長文のメールを返すのが難しい場合や、納品物までは目を通せないといった場面で、「取り急ぎお返事まで」と伝えることでひとまず相手に安心してもらえます。
しかし「取り急ぎお返事まで」はやや不躾な印象があるため、目上の人に対しては使用しない方が無難です。今回紹介したような、より丁寧な言い換え表現を使うといいでしょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2024年04月19日に公開されたものです