「言付かっております」の意味とは? 例文と使い方、注意点や言い換えを紹介
「言付かっております」の注意点
「言付かっております」は丁寧な言葉ですが、シーンによっては注意が必要なこともあります。細かく見ていきましょう。
(1)「言付かる」と「預かる」はニュアンスが違う
「言付かる」と「預かる」は、人から用件や品物を受け取るところは同じです。
しかし「言付かる」はどちらかというと、伝言を残した人が主体です。「預かる」は自分が引き継いで世話をするという意味合いがあるため、「言付かる」とはややニュアンスが変わるのです。
わずかな違いですが、伝言や物を必要な人に届ける中間的なポジションの場合は「言付かっております」を使い、より能動的な印象を与えたい場合は「預かっております」を使うといいでしょう。
(2)対面では、現代的な敬語に言い換えることも検討する
「言付かる」という表現はやや古典的で堅苦しい印象があります。そこで、特に対面では「聞いております」といったカジュアルな表現を使うのもいいでしょう。
ただし「言付かっております」をスムーズに使えると、敬語の知識が深く、安心感のある相手だと印象づけられるかもしれません。相手や場の雰囲気によって使い分けましょう。