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「ご周知のほどよろしくお願いいたします」は敬語? 意味や正しい使い方、言い換え表現を解説

にほんご倶楽部

「ご周知のほどよろしくお願いいたします」の言い換え表現

「ご周知のほどよろしくお願いいたします」は、状況によっては堅苦しく思われることもあります。反対に、へり下った表現としては弱いこともあり、使うシーンに合わせて言い換え表現を活用することが大切です。

ここでは、「ご周知のほどよろしくお願いいたします」に代わる、言い換え表現を紹介します。

(1)「ご理解のほどよろしくお願いいたします」

「ご理解のほどよろしくお願いいたします」は、相手に対して知ったうえで理解してほしいという要望を伝える表現です。伝えた相手にだけ知ってほしい時や、その周囲にも分かっていてほしい場面のどちらでも使えます。

「周知」は周りに知ってほしいという意味を持っていますが「理解」は、知ったうえでそれを受け入れてほしいという要望が含まれています。

例えばイベントの中止など、やむを得ない状況で相手にそれを受け入れてほしい場面で使いましょう。

(2)「共有をお願いいたします」

同じ部署内や部下に対してなど、少しカジュアルな表現にしたい時は「共有をお願いします」を使うと良いでしょう。

日時の変更などスケジュールを共有したい時や、プロジェクトの重要な内容について「情報共有をお願いします」と添えることで、伝えた相手から周囲に知らせていってほしいという希望を伝えられます。

(3)「ご案内申し上げます」

お客様や取引先など、広く知ってほしい情報や確定したことについて伝えたい時は「ご案内申し上げます」を使うこともあります。

例えば「商品の発売日は12月に決定いたしましたことをご案内申し上げます」と、確定した情報を伝えることで、周りに周知できます。

他にも懇談会や忘年会などの行事で、場所や日時が決定した時に相手を招待する意味を込めて、「ご案内申し上げます」を使うこともできます。

「ご周知のほどよろしくお願いいたします」は周りに伝えてほしい時に使える言葉

「ご周知のほどよろしくお願いいたします」は、ポジティブな情報もネガティブな内容のどちらにも使える表現です。周囲に注意を促したい時に広く共有できる言い方です。

ビジネスシーンでは定番のフレーズのため、ぜひ使い方をマスターしておきましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年12月21日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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