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「創業」と「設立」の違いとは? それぞれの使い方も解説

にほんご倶楽部

会社の情報を見ている時、創業年と設立年が書いてあり「会社ができたのは結局いつなの?」と戸惑ったことがある人はいるでしょう。そこでこの記事では、「創業」と「設立」の違いや使い方を解説。また、「創業」「設立」の類語も紹介します。

自社の歴史を振り返ったり取引先の実績を確認したりする時に、「創業」と「設立」の違いが分からず混乱した経験はないでしょうか。

どちらもビジネスにおいて重要なターニングポイントですが、意味を明確に理解できていない人はいるかもしれません。

そこでこの記事では、「創業」と「設立」の違いや使い方を解説。また、「創業」「設立」の類語も紹介します。

「創業」と「設立」の意味

「創業」と「設立」の違いを知るために、まずはそれぞれの意味を確認しましょう。

「創業」の意味は「事業を始めること」

辞書によると、「創業」の意味は以下の通りです。

そう‐ぎょう〔サウゲフ〕【創業】

[名](スル)事業を始めること。会社や店を新しく興すこと。「—して百年になる」

(『デジタル大辞泉』小学館)

「創業」は、「業」を「創る(つくる)」という漢字が示すように、事業を新しく始めることを意味します。会社や店をおこすという意味もありますが、必ずしも法人化しなければいけないないわけではありません。フリーランスとして仕事を始めるのも「創業」といえます。

「設立」の意味は「組織や施設をつくること」

「設立」の意味は以下の通りです。

せつ‐りつ【設立】

[名](スル)組織・施設・制度などを新しくつくること。「財団を—する」「—者」

(『デジタル大辞泉』小学館)

「設立」は、会社や学校といった組織や施設、制度を新しく設けることを意味します。会社を設立する場合は、法務局への登記が必要です。

会社における「創業」と「設立」の違い

会社における「創業」と「設立」の違いは、法人化しているかどうかにあります。

「創業」は事業を始めることで、法人化しているかどうかは関係ありません。創業期に重要なのは、ビジネスモデルの確立やビジョンの明確化といえるでしょう。

一方、「設立」には法人化の手続きが必要です。法人となることで、会社としての責任が発生します。

▶次のページでは、「創業」と「設立」の使い方を例文つきで解説します。

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