「もしかしたら」は敬語として使える? 使い方や注意点を解説
「もしかしたら」を丁寧な表現にするには?
ここからは、「もしかしたら」を丁寧にした敬語表現をご紹介します。相手やシーンによって柔軟に対応していきましょう。
(1)「もしかすると」
「もしかしたら」ではカジュアルな表現ですが、「もしかすると」だとしっかりとした印象があります。対面で会話する時よりも丁寧な表現が求められるメールなどでも使いやすいでしょう。
例えば、予定が変更しそうな時や何か質問された時に「もしかすると○○かもしれません」と答えることで、断定的にならずに自分の考えを伝えられます。
(2)「可能性といたしましては」
「もしかしたら」は情報や物事に対して予想する時の言葉。そのため「可能性といたしましては」と言い換えることも可能です。
お客様や上司に対してなど、目上の人には「もしかしたら」を使うとカジュアルな表現になってしまいます。「もし」というあいまいな表現ではなく、「可能性がある」という言い方に変えることで、ビジネスフレーズらしい表現に変わります。
「可能性がある」に「いたしましては」という敬語表現にすることで、さらに丁寧でビジネスに使える言葉になるのです。
(3)「予想としましては」
「予想としましては」という言葉にも言い換えられます。「もしかしたら」という表現よりも、分かりやすく丁寧な印象を与えられるでしょう。
お客様に対してや直属の上司など、しっかりとした敬語を使いたい時に使うことをおすすめします。
「もしかしたら」を正しく使おう
「もしかしたら」は、自分の考えを伝えたい時や相手に意見を求められた時のクッション言葉として使えます。断言するような場面ではなく、あくまでも自分の考えだという前置きになるため、ビジネスシーンでも活躍する表現です。
しかし、「もしかしたら」は上司などの目上の人に対しては、ラフすぎる表現になってしまいます。
そのため、「可能性としましては」といった丁寧な表現に変えることをおすすめします。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年11月21日に公開されたものです