【難読】“ほんす”ってなに?「翻す」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「翻す」の読み方です。
“ほんす”なんて読み方するの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「翻す」の読み方は?
「翻」は翻訳、翻弄、と読むので、“ほん”という読み方は知っている人もいるでしょう。
しかし、送り仮名の「す」をつけて“ほんす”と読むのは、ちょっと違和感がありますよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ひるがえす”と読みます。
「翻す」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「翻す」の意味は以下のように解説されています。
ひる‐がえ・す〔‐がへす〕【翻す/×飜す】
[動サ五(四)]1 さっと裏返しにする。「手のひらを—・す」
2 からだをおどらせる。「身を—・す」
3 態度などを急に変える。「約束を—・す」
4 風になびかせる。ひらめかす。「旗を—・す」
[可能]ひるがえせる
漢字は分からなくても、聞いたことがある人はいたかもしれませんね。「反旗を翻す」ということわざを聞いたことがある人もいるでしょう。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「翻す」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「翻」は送り仮名がつくと、読み方が想像しにくくなる漢字だったかもしれませんね。
「翻す」は、小説などでも目にする機会がある言葉です。間違えて“ほんす”なんて読み方をしないよう、正しい読み方をしっかり覚えておきましょう。
(ななしまもえ)
※この記事は2023年11月12日に公開されたものです