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在職中の転職活動は大変? 経験者に聞く「転職活動を始めるタイミング」

#おしごとニュース

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キャリアバイブルはこのほど、「転職活動を始めるタイミング」に関するアンケートを実施しました。

転職活動、どのタイミングで始める?

いまや一つの会社で社会人人生を全うすることは珍しく、転職が当たり前の世の中になっています。転職に至る理由は人それぞれですが、在職中と退職後どちらのタイミングで転職活動を始める人が多いのでしょうか。

そこで今回は、転職の経験がある全国の男女1,000名を対象にアンケートを実施。結果を公開しています。

41.8%が「在職中」に転職活動を始めた

まずは、転職活動を始めたのは在職中か退職後かを聞きました。

41.8%が「在職中」に、39.3%が「退職後」に転職活動を始めた、と回答しています。

それぞれ、その理由を一部、紹介しています。

「在職中」に転職活動を始めた理由は?
・仕事を辞めてすぐ働けるように。(30代・女性)
・次職が見つかっていないと不安になるから。(40代・男性)
・無職の時間があるとダラダラすると思ったので。(40代・女性)
・会社が潰れるから。(50代・男性)
・就業中に職場に不満があり転職を決意した事があるから。(50代・女性)

「退職後」に転職活動を始めた理由は?
・やめてからじゃないと忙しくて出来ない。(30代・女性)
・予期せぬ急な解雇だったので。(40代・男性)
・やめた後にパソコンを勉強したくてすぐに就職はしなかったことがある。(50代・女性)
・職場に不満があり我慢できずに先にやめてしまったため。(60代・男性)
・面接に行く時間を自由に取れないから。(40代・女性)

「どちらの場合もある」その理由は?
・少し休みたいと思った時もあったから。(60代・男性)
・なるべく間を空けずに転職したいが、前職の引き継ぎが長引いたり、次の仕事がすんなり決まらなかったり事情が変わる事がある為。(40代・女性)

44.8%が「在籍中の転職活動で大変だったことがある」

続いて「在籍中に転職活動を行った・どちらの場合もある」と回答した人に、在職中に転職活動をする上で大変だったことはあるかを聞きました。

44.8%と半数近くが「在籍中の転職活動で大変だったことがある」と回答しています。

在職中の転職活動で、どのようなことが大変だったか聞いています。その一部を見てみましょう。

在職中の転職活動で、どのようなことが大変だった?
・面接が平日の昼間になった際、口実が難しい。(50代・男性)
・在籍中だったのでバレない様に気を遣った。(50代・女性)
・内緒にして動いてるつもりではあったが、何かと気をつかうこともありしんどかったです。上手に転職できれば良かったが、なかなか辞めるまでにも時間かかりました。(40代・男性)
・時間の制約、試験や面接に呼ばれてすぐに応じられるか。(50代・女性)
・会社が有給を認めず仕事をしながら再就職先を探したり失業保険の相談にハローワークに通ったから。(50代・男性)
・仕事と両立しながら転職活動をしなければならないので、余暇時間がなくなる。また、在職している会社に知られない様に進めていくのが気を使う。次職が見つからなかった時のリスク回避に繋がるから。(40代・男性)

「面接や試験の日程取りに苦労した」のほか「在籍中の会社にバレないようにするのが大変だった」という声も多く挙がっていました。

46%が「退職後の転職活動で大変だったことがある」

さらに「退職後に転職活動を行った・どちらの場合もある」と回答した人に、退職後に転職活動をする上で大変だったことはあるか尋ねました。

46%と、こちらも半数近くが「退職後の転職活動で大変だったことがある」と回答しています。

退職後の転職活動で、どのようなことが大変だったのでしょうか。

退職後の転職活動で、どのようなことが大変だった?
・次の会社を決めるとき、何をするか悩んだ。(50代・男性)
・収入が途切れてしまう期間が出来てしまった事。(40代・女性)
・貯蓄を切り崩して生活していたが、段々とお金に余裕がなくなっていく事。(50代・男性)
・収入がない状態は気持ちがつらい。(50代・女性)
・定年退職したらすぐに就職活動が出来ると思ったら、退職通知が手元に来るまで就職活動ができなかったこと。(60代・男性)
・次の仕事がなかなか決まらずはらはらした。(50代・女性)

「失業保険の受給が終わりそうになって焦った」や「貯金を切り崩す生活が大変だった」という声が多く挙がっていました。

また次の仕事がなかなか決まらず、難航した人も多いようです。

52.9%が「退職後の転職活動の方が大変だった」

さらに「在籍中と退職後、どちらも転職活動をしたことがある」と回答した人に、どちらがより大変だったか聞いてみました。

52.9%が「退職後の転職活動の方が大変だった」と回答。それぞれの理由を一部、紹介しています。

「在籍中の転職活動の方が大変だった」その理由は?
・時間に余裕が無かったから。(50代・男性)
・在籍中の職場には知られたくないと思うから。(50代・女性)
・ゆっくりする暇がなかったこと。(40代・女性)
・再就職や転職が初めての経験だった、また、その会社しか知らなかったので社会経験としては偏ったものなのだが、自分自身の常識や当たり前を変えなければならない不安もあった。(50代・男性)

「退職後の転職活動の方が大変だった」その理由は?
・給料が入らない。(50代・男性)
・金銭的な問題です。(60代・女性)
・次の職が決まってなくて不安だから。(50代・男性)
・次の仕事が、なかなか決まらず失業保険の給付も終わり焦るからなおさら決まらない悪循環だった。(60代・女性)
・時間はあるのだがそれがかえって焦りを生む。(50代・男性)

まとめ

今回は、転職活動のタイミングについての調査を行い、その結果について紹介しています。

41.8%が「在職中」に、39.3%が「退職後」に転職活動を始めた、と回答。在職中に転職活動をした人は、面接や試験などの調整や、今の会社に知られないよう立ち回ることに苦労したそうです。

一方で退職後に転職活動を始めた人は、資金面でのやりくりが大変だったという声が多くありました。

転職を考える理由によるところもありますが、早めに転職エージェントなどに相談してみるのも良いかもしれませんね。

調査概要

「転職活動を始めるタイミングに関するアンケート」
調査手法:インターネットでのアンケート
調査対象者:転職経験がある全国の男女
有効回答:1,000サンプル
調査日:2023年10月7日~10月16日
該当記事:https://nexer.co.jp/career-bible/39860
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

(エボル)

※この記事は2023年11月02日に公開されたものです

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ネットを中心にさまざまなサービスやビジネスを創造する企業。特にコンテンツ開発分野においては、さまざまな分野で活躍する多彩なライター陣と経験豊かなエディターを中心に各ネットメディア向けて最適化された、品質の高いコンテンツを企画制作しています。マイナビウーマンではニュース記事を担当。
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