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「可能でしょうか」の意味と使い方は? 例文・より丁寧な敬語・言い換え表現

にほんご倶楽部

「○○していただけますでしょうか」

こちらは上司や取引先など、自分より目上の人との会話の時に使える表現です。

「でしょうか」の他に、「もらう」の謙譲語である「いただく」、丁寧語である「ます」が組み合わさったフレーズなので、とても丁寧です。

「二重敬語では?」と思う方も多いかもしれませんが、二重敬語とは同じ種類の敬語を2つ以上使った場合を指すため、「○○していただけますでしょうか」は二重敬語にはあたりません。

より丁寧な依頼表現にしたい時は、ぜひこちらのフレーズを使ってみてください。

「○○していただきたく存じます」

こちらはビジネスメールで使用できる言い換えの表現ですね。

メールでは顔の見えない相手とやりとりをするため、より良い印象を与えなくてはなりません。

かしこまった表現ではありますが、自分のお願いを柔らかく伝えられるフレーズです。

「○○していただければと存じます」なども、ほとんど同じ意味で使用できますので、表現の1つとして覚えておくといいでしょう。

「○○していただけますと幸いです」

こちらもビジネスメールで使いやすい「可能でしょうか」の類似表現です。

「○○してもらえたらうれしいです」というような、自分の感情とともに依頼を伝えられる、へりくだった言い方となります。

とても柔らかい印象を与えられる言葉ですが、「もしよろしければ」などクッション言葉を付ければさらに柔らかい表現に。特に取引先を相手として使用する場合には、使いやすいフレーズでしょう。

Check!:「お願いできますでしょうか」は間違ってる? 正しい使い方や言い換え表現

「可能でしょうか」は相手に依頼・可否の確認をする時に使える言葉

いかがでしたか?

「可能でしょうか」について詳しく解説してきましたが、みなさんは正しく使えていたでしょうか。

敬語表現でありながらも、目上の人に使うとぶっきらぼうな印象として伝わる可能性がある難しいフレーズです。そのため、使用するには少し注意が必要。

本記事を参考に、正しい使い方や類似表現を覚えて、上手に使いこなしてみてくださいね。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年10月24日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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