毎月いくら払ってる? 低用量ピル利用者に満足度を聞いてみた
シアンの運営するキラクル編集部は、低用量ピルを服用したことのある女性を対象に実施した「低用量ピルによる生活の変化と満足度」に関する調査結果を発表しました。
低用量ピルについて、値段に見合った満足度は得られているか尋ねたところ、74%が「満足している」「少し満足している」と答えました。その理由としては、「毎月悩まされていたひどい生理痛が軽くなったから」「生理の日程をずらすことができるので、旅行とかを避けることができた」「副作用もなく、継続できているから」といったコメントが寄せられています。
低用量ピルをどこで処方してもらっているか聞くと、73%が「産婦人科などの病院」と回答。実際に病院へ出向いて処方してもらっている人が多いことがわかりました。
低用量ピルの服用を始めるきっかけについて尋ねると「普段の仕事、家事などにおいての不調を避けて性生活を良好にするため低用量ピルの服用を開始しました」「妊活の準備として、生理周期を整えるために服用を開始しました」「生理痛がひどく、緩和させるために服用しています」などの声が集まりました。
次に、低用量ピルの値段は高いと感じるか、安いと感じるか尋ねたところ、19%が「高い」、46%が「少し高いと感じる」と回答。「海外ではピルは無料で支給されるのに対し、日本はお金がかかる上に値段も高いのでかなり遅れていると感じます」「生理は毎月あるものなので、長く使用するとなると結構な金額になってしまう」といった声も挙がっています。
毎月低用量ピルを手に入れるためにいくらお金を使っているか尋ねると、「2,000円~3,000円」が最も多い回答となりました。
毎月の低用量ピルに関する出費は、いくらまでなら許容範囲であるか聞くと、最も多い回答は「1,000円~2,000円」でした。実際に支払っている金額よりも1,000円近く低い値段という結果になっています。
使っている人の約7割が高いと思いながらも、メリットが大きいので使っていることが分かりました。低用量ピルの効果に対する満足度は高いので、より安価に1,000円〜2,000円で手に入れられるようになれば、日本でも低用量ピルの普及が広まるのではないでしょうか。
調査概要
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:低用量ピル利用者100名
実施:2023年5月
調査実施主体:キラクル編集部
調査会社:シアン
(フォルサ)
※この記事は2023年08月07日に公開されたものです