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【難読】“いっすん”だけじゃない!?「一寸」の読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「一寸」の読み方です。

“いっすん”でしょ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「一寸」の読み方は?

「一寸先は闇」ということわざを知っている人も多いでしょう。そのまま読むと“いっすん”と読みますよね。でも、意外なことに他の読み方もあるんです。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ちょっと”とも読みます。

「一寸」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「一寸」の意味は以下のように解説されています。

ちょっ‐と【一=寸/▽鳥渡】
[副]《「ちっと」の音変化。「一寸」「鳥渡」は当て字》

1 物事の数量・程度や時間がわずかであるさま。すこし。「―昼寝をする」「―の金を惜しむ」「今度の試験はいつもより―むずかしかった」

2 その行動が軽い気持ちで行われるさま。「―そこまで行ってくる」

3 かなりのものであるさま。けっこう。「―名の知れた作家」

4 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)簡単に判断することが不可能なさま、または、困難であるさま。「私には―お答えできません」「詳しいことは―わかりかねます」
→少 (すこ) し[用法]

[感]《1の述部を省略したもの》人に軽く呼びかける語。「―、お客さん」

「一寸」で“ちょっと”という読み方もするんですね。かなり意外な読み方だったのではないでしょうか。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「一寸」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。“ちょっと”は、普段からかなり頻繁に使う言葉だと思いますが、漢字は意識したことがない人が多かったと思います。

「一寸」は、普通に読むと“ちょっと”とは読めない特殊な言葉ですよね。最初から知っていないと読み方を想像しにくいですが、そんな言葉が漢字には多くあります。気になった人は調べてみてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2023年06月27日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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