「いづれも」と「いずれも」、どっちが正しい? 意味や使い方も解説
「いづれも」「いずれも」の使い方(例文つき)
前述したように、「いづれも」「いずれも」は、「どれも」「どちらも」という意味です。
これらが使える場面としては、「複数候補があるうちのどれを選んでも変わらない場合」「複数の対象について、優劣がつけがたい場合」などが考えられます。
「どれも」「どちらも」「どっちも」というより改まった印象になるので、覚えておくとビジネスシーンで役立つでしょう。
例文
・「A案とB案、いずれも同様の売り上げが期待できます」
・「本日は新規企画のご提案をありがとうございました。いずれも素晴らしい内容でした」
「いづれも」「いずれも」の類語・言い換え表現
「いづれも」「いずれも」には、以下のような類語・言い換え表現があります。
(1)「どれも」「どちらも」「どっちも」
「いづれも」「いずれも」の類語・言い換え表現として使いやすいのが「どれも」「どちらも」「どっちも」です。
ただ、「どちらも」「どっちも」は対象が2つだけの時に使える表現なので、3つ以上の選択肢がある時に「どっちもほしい」などと使わないよう注意しましょう。
また、「どっちも」は砕けた表現なので、ビジネスシーンでの使用は控えた方が無難です。
(2)「両者とも」
2人の人物についていう時は、「両者とも」と表現することが可能です。
例えば、「両者ともよく頑張った」「両者とも本気のようだ」のように使えます。
(3)「双方とも」
(2)で紹介した「両者とも」に似た表現として「双方とも」が挙げられます。
「双方とも」も人物に対して使われることの多い表現ですが、物に対して使われるケースもあります。
▶次のページでは、その他の「いづれ」「いずれ」を使った表現を紹介します。