何これ? 大人は懐かしいけどZ世代は知らない物ランキング。2位「MD」、1位は?
日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、SimejiユーザーのZ世代に対してアプリ上で「大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノ」に関するアンケート調査を行い、その結果を発表しました。
時代を感じてしまう!? Z世代は知らない懐かしいアイテム
今回はZ世代に「大人は懐かしく感じるけどZ世代は知らないモノ」について調査。Z世代が知らないモノ、大人世代の皆さんは、懐かしい思い出とともにぜひチェックしてみてくださいね。
第1位 PHS
“ガラケー世代”・“スマホ世代”など、携帯端末も時代を反映するもののひとつのようです。ガラケーが登場する前、ポケベルのあとに登場した、画期的な携帯端末が「PHS」、通称“ピッチ”です。
それまで、携帯電話の使用料金は月額10,000円以上となり若者が手にするには高価なため広くは普及せず、自宅の固定電話で友だち達と話しポケベルで連絡をとるという若者が多かったようです。
そこに1995年頃、月額使用料2,000〜3,000円と安価なPHSが登場し、若者の間で一気に利用が広まりました。
PHSは、一部の法人向けのものを除いてすでに2021年にサービスは終了しているため、多くのZ世代はその存在を知らないようです。
第2位 MD
MDウォークマンで音楽を聴きながら通学していたという大人世代にとって、青春時代とともに思い出される懐かしいものではないでしょうか。
1991年頃に登場した録音メディア「MD」。それまで録音といえば主流はカセットテープでしたが、曲のスキップが可能で持ち運びしやすいなど便利な点が多いため、瞬く間に普及しました。iPodが登場する少し前の話になります。
お気に入りのCDをレンタルしMDに録音、MDケースに曲名をペンで書いて、ウォークマンで聴くという時代でした。MDをいっぱい鞄に入れて、友だちや好きな人と貸し借りした人もいるのではないでしょうか。
音楽配信サービスを利用してスマホ一つあれば音楽をいつでも聴くことができ、プレイリストも作り放題なZ世代からすると全く想像がつかないのかもしれません。
第3位 フラワーロック
1988年に登場した、音に反応して動く仕掛けになっているため音楽に合わせて花がひとりでに踊りだす玩具「フラワーロック」。なぜか実家にあるというZ世代もいるのではないでしょうか。
1980年代後半から1990年代前半のバブル期にかけて放送されたトレンディドラマの小道具としても使用され、当時の20代を中心に大ヒット。国内外で累計850万個販売されたそうです。
第4位 フロッピーディスク
Z世代は知らない記録メディア「フロッピーディスク」。
1970〜80年代に普及し1990年代後半まで利用されていたとされる通称“フロッピー”。データを保存する媒体として使用されていましたが、パソコンの進化とともに幕を閉じました。
Z世代が今使っている記録メディアといえば、USBでしょうか。もしくは、クラウドストレージに保存することが主流かもしれません。
第5位 生徒の住所と電話番号が記載されている卒業アルバム
今となっては信じ難いですが、以前は卒業アルバムに卒業生や先生の住所、電話番号が記載されていました。当時は、同窓会の案内や年賀状を送る際に相手から連絡先を聞き出す手間がかからず便利だったようです。
2005年に個人情報保護法が施行されたことを境に、多くの学校で住所や電話番号の記載をしなくなりました。
第6位 8センチCD
1990年代のシングルCDメガヒット時代の主役だった8センチCD。音楽配信サービスでヒットソングを聞くZ世代はもちろんその存在を知りません。
2000年前後には直径12センチのマキシシングルが主流となり、その姿を見る機会はなくなりました。ちなみに、Z世代のみならず全世代から絶大な人気を誇るジャニーズアイドル嵐のデビューシングル「A・RA・SHI」は8センチCDで縦長ケースに入って販売されています。
第7位 カラオケの歌本
カラオケの選曲といえば、分厚い冊子「歌本」を使うのが当たり前の時代がありました。電話帳サイズの分厚い歌本から曲を選び、リモコンで番号を送信した記憶がある大人世代も多いはず。
2000年代に入り、今では当たり前となったタッチパネル型リモコンが主流となりました。大人世代にとっては、どの曲を歌おうか、歌本を友達とペラペラめくっていたあの時間も楽しく懐かしい思い出ですよね。
第8位 コンポ
音楽を再生するために必要な機器が一体になっている「コンポ」。CD・MD専用の再生機器を有線で左右のスピーカーに繋いだコンポが家にあったという大人世代も多いのではないでしょうか。
Z世代は、Bluetooth接続による無線スピーカーにスマホを同期して音楽を聴くことが当たり前ですよね。
Bluetoothが登場したのは1999年頃。もはやZ世代の中には“有線でスピーカーに音楽を繋ぐ”という経験がない人もいるかもしれません。
第9位 ワープロ
オフィスで使われていた懐かしい機器「ワープロ」。
プリンタと一体になっているノートパソコンのような見た目で、文章の入力や編集、保存、印刷ができます。プリンタとの接続設定をしなくても書いた文章をすぐに印刷できる仕様になっています。
1980年頃に登場し、当初は大手企業しか使えないような高級品でしたが、低価格化が進みオフィスでは欠かせない存在となりました。
1990年代後半から急速にパソコンが普及し始め、各メーカーはワープロの新製品を発売しなくなったため、その存在を知るZ世代は少ないようです。
インターネットが普及し始めたのも1995年頃のため、ワープロにインターネットに接続する機能がない点もZ世代からすると驚きですよね。
第10位 ビデオテープ(VHS)
今では見かけることが無くなった「ビデオテープ(VHS)」。1970年代後半から普及し始めた、映像を記録するための家庭向け用テープです。
1996年頃にDVDが登場するまで、一般家庭で広く利用されました。大人世代にとっては、上書きされないためにビデオテープのツメを折ったりしたことも懐かしいですよね。
ビデオテープ・DVD・ブルーレイと映像を見るスタイルも時代と共に大きく変わり、今やZ世代はスマホやPCでインターネットに接続しながらどこでも動画を再生することができるストリーミングが主流のようです。
調査概要
集計期間:2023/1/13〜2023/1/30
有効回答数:10〜24歳 男女 585人(複数回答)
(エボル)
※この記事は2023年02月13日に公開されたものです