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「申し訳ありませんでした」の正しい使い方は? 意味と注意点を解説(例文付)

にほんご倶楽部

「申し訳ありませんでした」はビジネスでよく使われる謝罪の言葉です。特に上司や取引先など、目上の人に対して使う場合が多いでしょう。この記事では、「申し訳ありませんでした」の正しい意味と使い方、注意点や言い換え表現を紹介します。

「申し訳ありませんでした」は、ビジネスシーンでよく使われる丁寧なお詫びの言葉です。お客様や目上の人に対して使うことが多く、謝罪の気持ちを誠心誠意伝えるために抑えておきたい言葉です。

この記事では「申し訳ありませんでした」の正しい意味と使い方を例文と共に解説していきます。また、気をつけておきたい注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

「申し訳ありませんでした」の意味とは

「申し訳ありませんでした」は、相手にお詫びしたい時に使う言葉です。ビジネスシーンでは謝罪に使われる定番のフレーズで、「すみません」よりも丁寧な印象になり、相手に深く詫びる気持ちを伝えられる表現です。

よく使われる言葉である、「申し訳ない」の意味を理解しておきましょう。

もうしわけ‐な・い〔まうしわけ‐〕【申(し)訳無い】
1 言い訳のしようがない。弁解の余地がない。相手にわびるときに言う語。「世間に対し—・い気持ちで一杯だ」「不始末をしでかして—・い」
2 相手に無理な依頼ごとをして、すまないという気持ちを表す語。「—・いが、あしたにしてもらいたい」

出典:(『デジタル大辞泉』小学館)

「申し訳ありませんでした」には「申し訳のしようがないです」「弁解の余地がないです」という意味があります。つまり言い訳は何もなく、素直にミスを認めて謝りたいという気持ちを伝えられるでしょう。

参考記事はこちら▼

「すいません」と「すみません」の違い、ビジネスシーンでの言い換え表現について、国語講師の吉田裕子さんに解説してもらいました。

「申し訳ありませんでした」の使い方と例文

「申し訳ありませんでした」は、ミスをしてしまったり、相手に迷惑を掛けてしまったりした場面で使います。

特にビジネスシーンではお客様や、目上の人に対して謝る時の言葉であり、対面だけでなくメールによる謝罪でも使われます。

要望に応えられない場合

相手の要望やお願いを受け入れることができない、実行できないといった場面で謝罪が必要なシーンでは「申し訳ありませんでした」を使います。

「申し訳ございませんでした」は過去形なので、時間がたってから改めて謝る時に利用する点に注意が必要です。

例えば、相手の要望に対して検討した後にお断りをしなければならない時「申し訳ありませんでした」と伝えましょう。

例文

・「ご要望にお応えできず、申し訳ありませんでした

・「いただいていたご意見に関して、社内で協議を重ねましたがご希望に添えない結果となってしまい大変申し訳ありませんでした

相手に迷惑を掛けた場合

何らかの理由で相手に迷惑を掛けてしまった時、心からの謝罪として「申し訳ありませんでした」を使います。言い訳のしようがなく、こちらが悪いといった気持ちを示すための、丁寧なお詫びの表現です。

また、何の事象に対して謝罪しているか伝えるようにするのがポイントです。

例文

・「この度はPCのトラブルにより会議への参加が遅れ、ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした

・「この度は、弊社のミスにより納期が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした

▶次のページでは、「申し訳ありませんでした」の注意点を紹介します。

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