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「ありがたく存じます」の意味とは? 正しい使い方と注意点(例文つき)

にほんご倶楽部

「ありがたく存じます」の言い換え表現

「ありがたく存じます」は、どんな表現に言い換えられるのでしょうか? 相手やシーンに合わせてうまく使い分けてみましょう。

(1)「幸甚(こうじん)です」

「幸甚です」「幸甚でございます」とは「非常に幸せです」という意味を表す丁寧な表現です。

「ありがたく存じます」同様、感謝の気持ちを伝える他、相手に依頼をしたい時にも使うことができます。

ただし、かなりかしこまった表現であるため、日常的に多用するのではなくシーンに合わせて使いましょう。

例文

・本日は素晴らしい会にお招きいただき、幸甚でございます。

・お手すきの際、ご確認いただけますと幸甚でございます。

(2)「光栄です」

自分が高く評価してもらった時や重要な役割を任された時などには、「名誉である」「誇りである」というニュアンスを含む「光栄です」「光栄でございます」が使えます。

例文

・今回のプロジェクトに任命いただき、大変光栄でございます。

・お役に立てて、光栄に存じます。

(3)「感謝申し上げます」

感謝の気持ちを伝える場合は、「感謝申し上げます」という表現も良いでしょう。

目上の人に対して感謝の気持ちを伝える謙譲語ですが、特にフォーマルな場で使用するのが適切といえるでしょう。

例文

・この度は多大なお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。

・お忙しい中ご足労いただき、感謝申し上げます。

「ありがたく存じます」は丁寧に感謝を伝える言葉

「ありがたく存じます」は、目上の人に対して丁寧に感謝の気持ちを伝える表現です。また文脈によっては遠回しにお願いを伝えられる言葉でもあるでしょう。

正しい使い方や言い換え表現をマスターして、ビジネスシーンで役立ててくださいね。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年01月30日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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