「ありがたく存じます」の意味とは? 正しい使い方と注意点(例文つき)
「ありがたく存じます」を使う時の注意点
続いては、「ありがたく存じます」を使う時の注意点を紹介します。
(1)多用するのは避ける
「ありがたく存じます」は本来、めったにない出来事を感謝する時に使う言葉です。
そのため、あまりに多用すると大げさな印象を与え、慇懃無礼(いんぎんぶれい)になる可能性もあります。
日常的に使うのではなく、より丁寧に感謝の気持ちを伝えたいシーンで使用するのが良いでしょう。
(2)使用するのは目上の人に対してのみ
「ありがたく存じます」は謙譲語であり、上司や取引先など目上の人に使うのが一般的です。
つまり同僚や部下・後輩などに使用すると、堅苦しい印象を与えるだけでなくビジネスマナーとしても不適切。
使用する相手にも注意が必要です。
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