「旨を伝える」の意味と読み方は? ビジネスでの使い方も解説(例文つき)
「旨を伝える」の言い換え表現
ここでは、「旨を伝える」の言い換え表現を紹介します。
(1)「そのように申し伝えます」
「そのように申し伝えます」もビジネスシーンでよく使われる言葉です。
「申し伝える」は「言い伝える」の謙譲語であるため、上司や社外の人など目上の相手にも使えます。
「その旨を伝えます」よりも丁寧な返答をしたい場合は、「そのように申し伝えます」と言い換えると良いでしょう。
例文
A:「次回の商談には○○部長にもご参加いただきたいのですが」
B:「承知しました。○○にそのように申し伝えます」
(2)「~とのことお伝えいたします」
「その旨を伝えます」と省略せず、相手の言葉を復唱しつつ「~とのことお伝えいたします」と返す方法もあります。
特に、伝達ミスがあっては困る場合などに、このフレーズを使うと良いでしょう。
例文
A:「電車が遅延しており10分ほど到着が遅れそうです。申し訳ありませんが、担当の○○さまにお伝えいただけますでしょうか」
B:「承知しました。ご到着が10分ほど遅れるとのこと、○○にお伝えいたします」
(3)「そのことを伝えます」
「そのことを伝えます」は「その旨を伝える」よりくだけた表現です。そのため、親しい上司や同僚など、社内向けの言葉といえます。
A:「明日の会議が明後日に延期になったから、○○さんにも伝えておいてくれる?」
B:「はい、○○さんにそのことを伝えます」
「旨を伝える」は会話を省略する時に便利な言葉
「旨を伝える」は、会話や文章で同じ内容の繰り返しを防ぐのに使える言葉です。これを上手に取り入れれば回りくどい表現にならず、スマートな印象を与えられます。
ただ、注意点の項でも説明したように、使い方を間違えると伝達ミスの原因になる可能性も。時には省略せず相手の言葉を復唱するなどして、すれ違いを防ぎましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年01月26日に公開されたものです