【難読】なにこれ?「懐炉」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「懐炉」の読み方です。
“なにろ”って読むの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「懐炉」の読み方は?
「懐」は懐かしい、懐柔と読むので、“なつ(かしい)”、“かい”という読み方を知っている人もいるでしょう。「炉」は、暖炉や炉端と読むので、“ろ”という読み方は知っていますよね。
では、二つを合わせて、“かいろ”と読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かいろ”と読みます。
「懐炉」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「懐炉」の意味は以下のように解説されています。
かい‐ろ〔クワイ‐〕【懐炉】
ふところなどに入れて暖をとる器具。金属製の小箱の中に火をつけた懐炉灰を入れて用いるものや、ベンジンを燃料とする白金懐炉がある。また、鉄粉などを混合しその化学反応による発熱を利用する使い捨てのものもある。《季 冬》「三十にして我老いし―かな/子規」
寒い時期、あると助かるあの「カイロ」のことです。
カタカナで表記されることが多いと思いますが、漢字では「懐炉」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「懐炉」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。懐(ふところ)の炉(いろり)と書くので、それぞれの漢字の意味が分かれば、正しい読み方を想像できたかもしれません。
「懐」も「炉」も、目にしたことがある漢字だと思いますが、組み合わせることによって意外なものを表す言葉になりましたね。普段からよく使うものも、漢字表記があるか改めて調べてみるとおもしろいかもしれません。
(ななしまもえ)
◆Check!
※この記事は2022年12月28日に公開されたものです