「感謝申し上げます」の正しい使い方とは? 類語も紹介(例文付)
「感謝申し上げます」の類語・言い換え表現
「感謝申し上げます」は、他の言葉にも言い換えができます。別の言葉を使いたい時は、言い換え表現を利用してみてください。
(1)「厚く御礼申し上げます」
「厚く御礼申し上げます」は、「深く感謝申し上げます」と同じ謙譲語を含む表現であるため、先輩や上司、取引先など目上の人に対して使う言葉です。
いつも「感謝申し上げます」ばかりを使っている場合は、「厚く御礼申し上げます」と言い換えてみましょう。よりフォーマルな印象になる他、複数のパターンを覚えておくことで、表現の幅が広がります。
例文
・「格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」
・「貴重なご意見をいただき、厚く御礼お礼申し上げます」
(2)「感謝いたします」
「感謝申し上げます」では大げさすぎると感じる場合は、「感謝いたします」を使っても良いでしょう。
上司や先輩からのちょっとした気遣いにお礼を言う時は、「感謝いたします」の方が適しているかもしれませんね。お礼を伝える場面や相手によっては、感謝の気持ちをストレートに表現した方が伝わりやすいこともあるでしょう。
例文
・「温かいアドバイスをいただき感謝いたします」
・「いつもお気遣いいただき感謝いたします」
(3)「感謝に堪えません」
「感謝申し上げます」よりもさらに深い感謝の気持ちを表現したい時は、「感謝に堪(た)えません」という言葉に言い換えができます。これは「ありがたい気持ちが抑えられない」という意味で、心から感謝している様子を伝えられる言葉です。
また、似た表現に「感謝の言葉もありません」も挙げられます。こちらも同じように「心から感謝しています」と伝えられる言葉であるため、状況に応じて使い分けましょう。
例文
・「課長には新人の頃からお世話になり、感謝に堪えません」
・「御社には新規事業立ち上げに多大なサポートをいただき、感謝に堪えません」
▶次のページでは、「感謝申し上げます」の英語表現を紹介します。