お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【Ep.1】寄り添い、深め合う関係が生んだ“リアリティ”

#ドラ恋10考察

瑞姫

2022年11月から配信がスタートしたABEMAの『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』。“恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか?”をテーマに、若手俳優と女優がキスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながらその恋模様も追いかけるリアリティ番組です。今回は、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!

評価された“リアル・ケミストリー”

(C)AbemaTV, Inc.

翌日、街中でカメラテストのように開催されたオーディションでは、4組のペアが自分たちの中で咀嚼した台本のストーリーを演じていきます。

それぞれが違った魅力を出していく中、選ばれたのは玲弥さんと梨里杏さんペア。

由水先生は2人を選んだ理由について「“リアル・ケミストリー”、互いをしっかりと受け止め合えていた」と評価。さらに、「片方が出るでもなく、2人で会話を深めて、繊細に受け止めて演じられていたので、もっとこれを見てみたいなと思いました」との言葉も。

まさに、殻を破ってこれまでとは違った自分で挑もうと一歩踏み出した玲弥さんと、無理に踏み込もうとはせず、心地良い空気感を作って寄り添いながらも玲弥さんに向き合おうとした梨里杏さんだからこそ、掴み取った結果のように思います。それを見抜いた由水先生、さすがです……!

(C)AbemaTV, Inc.

第1話のドラマを演じることが決まった梨里杏さんは、オーディション後の「呼ばれないと思った」と話し、「でも、お芝居でやっと目を見てくれた」と笑顔。

その言葉は、梨里杏さんが“オーディションの勝利を掴み取ろうとする努力”ではなく、“目の前の一緒に演じる相手と向き合う努力”していたからこそ、掴み取った結果なのだろうと、改めて感じました。

これこそが、由水先生の“リアリティ”を自然かつ深く理解するということのように思います。

撮影後には涙も……関係性とキスシーンが与えた“大きな変化”

(C)AbemaTV, Inc.

リハーサル前は緊張している表情を見せていた玲弥さん。カットがかかると、涙を堪えるように天を仰ぎ、思わず「なんかめっちゃ泣きそうなんですよ今」「ずっと、なぜか」と胸の内を告白。

これまで共演者と仲良くすることを避け、演技に向き合ってきた玲弥さん。しかし、今回初めて相手との関係性を深め、お互いを知り合って恋愛ドラマに挑むことになります。それは、ある意味13年間の演技への向き合い方をどこか否定してしまうことにもなります。

(C)AbemaTV, Inc.

玲弥さんは「あえて相手役の人と仲良くならない方法をとることによって、気持ち良くお芝居をしてた」と説明し、今回のように相手と話し、深い関係性になって演じることは想像できず、「正直……怖いです」と明かします。

複雑で繊細な感情が渦巻く胸の内を、誤魔化さずに正直に話した玲弥さん。そして、その話を相手が話し出すまで待ち、踏み込まなかった梨里杏さん。

玲弥さんが自分の殻を破り、新たな演技へと挑戦できたのは、相手が梨里杏さんでなければ、こんな風にすぐにできなかったのではないかと感じます。

(C)AbemaTV, Inc.

本番のキスシーンが終わると、すぐに目を逸らした玲弥さん。しかし、それは今にも溢れ出しそうな涙を堪えていたからでした。

玲弥さんは「やべー、危うく泣くところだった。泣いてないでしょ?」とごまかしましたが、梨里杏さんは「泣いてるわ」と突っ込み。自分でも整理できない複雑な感情に戸惑う玲弥さんを優しく見つめる梨里杏さんには、本当に懐の深さを感じられます。

(C)AbemaTV, Inc.

撮影後「何をしても受け止めてくれるし、愛で返してくれることでコミュニケーションが生まれた。キスシーンが一番託せたかもしれない」と振り返った梨里杏さん。

玲弥さんは「自分が今まで十何年間やってきたことが、今日壊されてしまった」「僕は(恋は)絶対しないと思っていたけど、そういう人たちの気持ちがなんとなくわかった」と、最初の発言からは想像できない変化が。また、「恋をしない可能性は?」と問われると「49%」と、驚きの回答。

もう、恋してるのでは……? 梨里杏さんの存在が、特別になっているのでは……?

第1話から急激な盛り上がり! 第2話も見逃せない

(C)AbemaTV, Inc.

今回は惜しくもドラマの座を掴めなかったメンバーもいますが、ここからペアになった人とどんな関係性を築き、演技に投影されていくのか。そして、恋は生まれるのか……。まだ始まったばかりですが、注目したいペアばかりなので次回の放送がとっても楽しみです!

(瑞姫)

※この記事は2022年11月18日に公開されたものです

瑞姫

フリーランスの取材・インタビューライター、コラムニスト。主にエンタメ、トレンド、グルメ、ビジネスカテゴリで活動中。

Twitter @mizuki32k
Instagram @mizuki32k

この著者の記事一覧 

SHARE