全て並立する「フレキシブルキャリ」。日本ロレアル菅友美さんの働き方
少ない時間をいかに使うか……やり「ながら」の同時進行で、時間を無駄にしない

いろいろなことを同時並行しながらの記録更新、本当にすごいです。もしかして、時間の使い方が上手いのでしょうか?

母になってからは自分の時間をつくる難しさを知って、無意識に時間の無駄使いをしないようにはなっていたかもしれません。例えば朝、子どもがごはんを食べている15分に何ができるかと思った時に、息を止めながら論文を読もうかなとか、ちょっといい朝ごはんを作りながらストレッチもしちゃおうかなとか……。

こ、効率の魔女……!

やっぱり土日は子どもに時間を使いたいという気持ちもありますしね。時間をどう使うかはいろいろな選択肢があるけど、5年後、10年後の自分が後悔しない選択をしたいという気持ちは、根底にあるかもしれません。

私だったら、15分しかなかったらインスタ開いちゃいそうですけど……でも両立できる人って、隙間時間の使い方が上手いのかもしれませんね。

時間が無くなってから逆に良かったこともありますよ。結局、時短勤務はしませんでしたが、産休明けだからって仕事量が大きく変わるわけではありませんでした。

でも、だからこそ、ダラダラ働くことが無くなって、今までなら、ひと作業終えたらひと息ついていたところも、やりきっちゃおうという前向きな集中力が持てるようになりました。なので、仕事量は変わらないけれど、残業時間は減りましたね。

菅さんってもしかして、スーパーウーマンですか……⁉

あはは(笑)。でも、世の中の働くお母さんってそういう工夫をされる方は多いのかなと思います。自分も産休をとっている時に会社や同僚にお世話になったなと思っているし、自分が母になっても、次にまた産休をとる人を応援したい気持ちもありますしね。

長く働ける女性が多い会社って、職場内のコミュニケーションが上手くいっている会社なのかもしれないですね。

そうかもしれません。外資系の会社ということもあってか、多様性が尊重されているのは感じますね。社内のカフェもいつもにぎわっているし、交流は密だと思います。産休から復職する女性もとても多いし、私自身子育てしながらも、この会社で働き続けたいという思いもありました。

転職ありきのキャリアを考える人も増えていますが、長く働き続けたいと思える会社に所属できることもすてきですね。

会社に対する不満は全く無いですね。自分でいうのもなんですが、すごくいい会社だと思っています。

逆に家庭内で、働きながら家事をする時に「なんでこんなにやらなきゃいけないの!」とイライラすることなど無いですか?

たしかに、そういう時も全然あります。私にとっては、スポーツがそんな時の息抜きですね。体を動かすのは子どもたちともできるし、イライラした時はひとっ走りしに行ったり、最近は夫や子どもたちと土日に泳ぎにいったりしています。

趣味や息抜きを家族時間とくっつけちゃうってことですね。

そうなんです。一緒に泳ぐと、その楽しさを共有できたという嬉しさもあります。自分もすっきりするし、一石二鳥というか……そう考えると、日々の中で一石二鳥を作ることが得意になったかもしれません。

最後に、これからワーママになるかもしれない女性に向けて、両立のコツなどをアドバイスいただけないでしょうか。

意外と、ママであるということを特別に考えすぎなくていいのかもとも思います。同じく働きながら子育てをしている友人もいますが、ママになっても昔と変わらない振る舞いの方が多いなと思います。
強いていうなら時間を大切にすること、くらいでしょうか。学生の頃に比べたら、人のために使う時間は増えると思うので、24時間の密度を濃くしていくといいのかなと思います。

菅さんのフレキシブルな生き方、とても勉強になりました。ありがとうございました!
※この記事は2022年11月10日に公開されたものです