お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

実際好き? 嫌い? 費用は会社もち? 会社員500人に聞いた「ランチミーティング」の実態調査

#おしごとニュース

エボル

ライズ・スクウェアが運営するWebメディア「RS MEDIA」はこ、ランチミーティングをしたことがある男女500人に「ランチミーティングは好きか嫌いか」についてアンケート調査を実施し、そのデータをランキング化しました。

ランチミーティングが嫌いな人は68.0%

みなさんの会社ではランチミーティングをしますか。ランチを食べながらフランクに話せるため、「気軽なアイデア出し」「社員同士の交流」などの目的でランチミーティングを取り入れている企業も多いですよね。

一方で「ランチミーティングは嫌い」「ランチは一人で楽しみたい」という人もいるかもしれません。果たして、今回のランキングの結果はどうなっているでしょうか。

結果は、「嫌い」「どちらかといえば嫌い」が合わせて68.0%となり、「好き」「どちらかといえば好き」を上回りました。

「ランチミーティングってイヤだなあ」と思っている人が多いと分かります。貴重なランチタイムを自由に過ごせないことにストレスを感じているのでしょう。

ランチ時間は「ゆっくり休憩・食事したい」

では具体的に「嫌いな理由」で寄せられた声を紹介します。

<ランチミーティングが嫌いな理由>

・緊張してご飯がおいしくないからです(24歳 男性 アパレル会社の企画職)
・休憩時間くらいは一人になりたいし、仕事から離れたい(36歳 女性 工場の事務職)
・食事しながらミーティングすると集中できない。また食べながら喋るのは行儀が悪く、大人として恥ずかしく感じる(40歳 男性 自動車機器メーカーの管理職)
・ゆっくりランチしたいのに、仕事の話でストレスがたまる(44歳 女性 旅行会社の事務職)
・食事しながらだと、資料も広げられない(46歳 女性 IT企業の技術営業職)

最も多かった回答は「ゆっくり休憩・食事したい」(38.8%)でした。「食事はゆっくり楽しみたい」「ランチ中は仕事のことを考えたくない」と考える人が多いと分かります。

またランチミーティングは「食事」と「会議」を同時に行うため、どちらも中途半端になってしまい効率が悪いと考える人も。資料やメモなしでも話せるような軽い議題でないと、ランチミーティングとして成立しないのかもしれません。

また「フランクな場」といっても、上司への礼儀や食事マナーには気を使いますから、「リラックスできなくてツライ」「好きなように食べたい」と感じる人も多そうです。

ランチミーティングは「リラックスして発言できる」

次に、「ランチミーティングが好き」だと回答した人の理由を紹介します。

<ランチミーティングが好きな理由>

・時間を効率的に使えること。上司のスケジュールは埋まっていることが多いので、ミーティングしながら食事も済ませられれば、上司も「その方がありがたい」という感じです(27歳 女性 Web関連企業の営業職)
・通常のミーティングよりもリラックスした状態でできるため(31歳 男性 外資系アパレルの店長)
・ランチの時間が決まっているので、ミーティング自体が長引かない。サクサクと話を進められるので好きです(35歳 女性 アプリ制作会社の営業事務)
・自分で食べに行くよりおいしいものが食べられるからです。会社での打ち合わせより話しやすく、打ち解けやすくなる点もいいと思います(47歳 女性 リフォーム会社の事務職)
・仕事のことを職場外で話し合うと、よい提案が思い浮かぶこともあるから(50歳 男性 旅行会社の営業職)

最も多かった回答は「リラックスして発言できる」(56.9%)でした。

普段の会議と違い発言しやすい雰囲気だと、自由な意見交換ができて新たなアイデアも生まれそうです。料理についての話や雑談もできるので、同僚たちの人となりが分かり距離も近づくかもしれません。

また、「ランチ時間が決まっているので長引かない」「忙しい人ともミーティングしやすい」など、時間に関するコメントも寄せられました。

ランチミーティングの場所は「社外の飲食店」が50.0%

「社外の飲食店」が50.0%で、最も多くなりました。以下、「社内の会議室」(43.4%)、「社員食堂」(4.4%)、「休憩室」(3.4%)、「自席」(1.8%)と続きます。

社外の飲食店としては「会社近くのレストラン」「取引先近くのカフェ」「取引先である飲食店」などが挙がりました。

全体で見ると、やや社内実施のほうが多くなっています。社外の飲食店では「雰囲気を変えられる」というメリットがある一方、情報管理の面で不安があるからでしょう。

もし社外で実施する場合は「個室があるお店を選ぶ」「社外秘の議題は扱わない」などの配慮が必要です。また参加者の満足度を高めるために「事前に行きたいお店のアンケートをとる」などの工夫があると、楽しめそうですね。

ランチミーティング費用は「会社または上司もち」が53.4%

「会社または上司もち」が53.4%で、半数よりやや多くなりました。「ランチミーティングをやりましょう」と上司や会社から声をかけている場合、費用負担してくれるケースも多そうですね。

ただ「費用が会社・上司もち」の人のなかでも、「ランチミーティングは嫌い」「どちらかというと嫌い」と答えた人は67.8%もいました。ランチミーティングの費用が会社負担でも「できればランチミーティングはやりたくない」と感じている人が多いと分かります。

ランチミーティングを開催する際は、社員のモチベーションを下げないように十分な配慮が必要かもしれません。

調査概要

調査対象:ランチミーティングをしたことがある方
調査期間:2022年7月19日~24日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性283人/男性217人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 21.8%/30代 44.8%/40代 21.2%/50代 10.4%/60代 1.4%

(エボル)

※この記事は2022年08月30日に公開されたものです

エボル

ネットを中心にさまざまなサービスやビジネスを創造する企業。特にコンテンツ開発分野においては、さまざまな分野で活躍する多彩なライター陣と経験豊かなエディターを中心に各ネットメディア向けて最適化された、品質の高いコンテンツを企画制作しています。マイナビウーマンではニュース記事を担当。
https://e-vol.co.jp
https://pro-web.jp

この著者の記事一覧 

SHARE