【難読】なんて読む!? 「陥穽」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「陥穽」の読み方です。
なにこれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「陥穽」の読み方は?
「陥」は欠陥、陥没と読むので “かん”という読み方は知っている人もいますよね。「穽」は、普段なかなか目にしない漢字だと思います。
さて、二つを合わせてなんと読むのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かんせい”と読みます。
「陥穽」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「陥穽」の意味は以下のように解説されています。
かん‐せい【陥×穽】
1 動物などを落ち込ませる、おとしあな。「―にはまる」
2 人をおとしいれる策略。わな。「詐欺師の仕掛けた―に陥る」
実は、「穽」は落とし穴という意味の漢字で、そのまま“おとしあな”とも読むんです。
それにおとしいれる、だますという意味合いの「陥」を合わせ、「陥れる穴」ということで、人を陥れる策略という意味合いでも使われます。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「陥穽」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。“おとしあな”と聞くと、「落とし穴」を思い浮かべますが、「穽」なんて漢字もあったんですね。
「穽」は見慣れない漢字ですが、知っていれば「陥穽」は漢字の意味合いそのままの言葉でした。普段、なかなか使うことはないでしょうが、面白い漢字を知れましたね!
(ななしまもえ)
※この記事は2022年08月15日に公開されたものです