恋愛におけるゴースティングとは? する人の心理やされた時の対処法も解説
恋愛における「ゴースティング」とは、一方的に連絡を断ち、音信不通にすること。男女共に、ゴースティングをした・された経験がある人はいるでしょう。今回は、ゴースティングをする人の心理とやめる方法、ゴースティングをされた時の対処法について紹介します。
「マッチングアプリで連絡を取っていた人と会ってから、全く連絡が来なくなった……」という経験はありませんか?
それは、「ゴースティング」と呼ばれる行為です……といっても、ゴースティングの意味を知らない人はいるでしょう。
そこで今回は、ゴースティングの意味を解説します。その上で、ゴースティングをする人の心理とやめる方法、ゴースティングをされた時の対処法も紹介するので参考にしてみてください。
ちなみに、ゴースティングはゲームでも使われる言葉ですが、この記事では恋愛におけるゴースティングを扱います。
恋愛におけるゴースティングの意味
恋愛における「ゴースティング」とは、一方的に相手との連絡を断ち、その後ずっと音信不通にすることを指します。
何の説明もなく、突然おばけ(ghost)のように消えてしまうことから、ゴースティング(ghosting)と呼ぶようになったのです。
ゴースティングをする・されるタイミングはさまざまで、相手と出会ってすぐの場合もあれば、付き合いが長くなってからの場合もあります。
恋愛におけるゴースティングは「自然消滅」にも近いものがあります。以下の記事も併せてチェックしてみてください。
恋愛でゴースティングをする男女の心理
男女共に、恋愛でゴースティングをする人はいます。その背景には、どのような心理が隠れているのでしょうか?
(1)相手とのやりとりが面倒くさい
相手とのやりとりが面倒になって、ゴースティングをする人がいます。
例えば、「連絡は続いているけど、何となくつまらない」「いつも返信に迷ってしまう」という状態が続いた時に、連絡しなくなってしまうのです。
また、自分のことを好きな相手に「あなたの気持ちには応えられない」と伝えたり、恋人に別れ話をしたりするのがおっくうで、ゴースティングに走るパターンもあります。
(2)相手の優先順位が高くない
ゴースティングをする心理として、相手の優先順位が高くないというものも挙げられます。
例えば、他の人を好きになって新しい恋にのめり込んでいたり、仕事が忙しくて恋愛どころではなかったり。
そういった時、最初は頭の片隅で「連絡しなきゃ」と思っていても、後回しにし続けた結果「まぁいいや」と感じ、自然消滅を選ぶ人がいるのです。
(3)別れを切り出すのが気まずい
相手に別れを切り出すのが気まずくて、ゴースティングをする人もいます。
このような人は、相手を振ることに罪悪感を抱いていることが少なくありません。
「別れたい」「でも言えない」と葛藤している間に相手と接するのが重荷になり、「申し訳ない」と思いつつ逃げるようにゴースティングをしてしまうのでしょう。
(4)自分を守りたい
自分に思いを寄せている人や恋人を振る時、相手が逆上したりあからさまに不機嫌な態度を取ってきたりする可能性はなくもありません。
それが怖くて、あえて連絡をせずに関係を断とうとする人もいます。つまり、身を守るためにゴースティングをしているのです。
残念ながら、別れの場面でトラブルが発生するケースは確かにあります。そのため、場合によってはゴースティングが必要なこともあるかもしれません。
ゴースティングをやめる方法
「ゴースティングは良くないと思っているけど、ついやってしまう……」という人はいるかもしれません。
もちろん、身を守るために関係を断つ場合などは別ですが、これまでお付き合いしてきた人や自分へ思いを寄せてくれていた相手には、きちんと思いを伝える方が誠実でしょう。
そこでここからは、ゴースティングをやめる方法について紹介します。
(1)「伝えるのは一言だけでも良い」と思ってみる
相手に別れを告げるのは気まずいもの。また、「面倒くさい」という気持ちに負けそうになる人もいるでしょう。
その時、「自分の思いをきちんと伝えなきゃ」と考えるとますます負担に感じてしまい、重い腰が上がらず結局ゴースティングしてしまう……ということになりかねません。
そのため、まずは「伝えるのは一言だけでも良い」と思ってみましょう。例えば、「他に好きな人ができたのでお別れしたいです、ごめんなさい」など。これなら、相手に気持ちを伝えるハードルがだいぶ下がります。
相手に一言伝えたことではずみがついてきっちり話ができるかもしれませんし、一言だけでも相手は納得してくれるかもしれません。何より、突然連絡を断つよりは誠実といえます。
また、伝える方法は直接でなくても構いません。電話やLINEなど、自分が伝えやすい手段を選びましょう。
(2)相手の気持ちを想像する
「今は新しい人に夢中で前の人に連絡する気分になれない」「仕事が忙しくて恋愛どころじゃない」。
こういった気持ちでゴースティングをしそうになったら、一度立ち止まって相手の気持ちを想像してみてください。
相手は、あなたから連絡が途絶えたことで不安な毎日を過ごしているかもしれません。あるいは、「信じていたのに裏切られた」とショックを受けている可能性もあります。
そんな相手を想像したら、きちんと連絡しようという気になるのではないでしょうか。
こちらの記事では、相手の気持ちになる力を養う方法も解説しています。
(3)「自己成長のため」と考える
ゴースティングをやめるには、「自己成長のため」と考えてみるのもおすすめです。
相手とお別れしたい時、突然連絡を断つのとしっかり話をするのとでは、どちらが自分の成長につながるでしょうか?
また、恋愛でゴースティングを繰り返したら、他の物事からも簡単に逃げる癖がついてしまわないでしょうか?
「相手と向き合うことは、相手のためだけでなく自分のためにもなる」と気がつけば、きちんと話をしようという気になるかもしれません。
ゴースティングをされた時の対処法
ゴースティングをされると、その理由や相手の気持ちが分からず、混乱したり悲しくなったりしますよね。
相手が離れていった理由を探そうとしても、それを知っているのは消えてしまった相手のみ。結局、いくら考えても真実は分からないままです。
なかなか諦めがつかないかもしれませんが、答えが出ないことで悩み続けるよりは、早めに気持ちを切り替えた方が悲しんでいる時間を減らせます。
相手のことはきっぱり諦めて、次の出会いに目を向けてみましょう。
恋愛でのゴースティングは相手にも自分にもマイナス
恋愛でゴースティングをされた側は、多少なりとも傷つくもの。
また、ゴースティングをする側は、相手と向き合わず逃げてしまうことで自分の成長機会を失っていることになります。
つまり、恋愛におけるゴースティングは相手にとっても自分にとってもマイナスとなるのです。
もちろん、状況によっては連絡を断って去った方が良い場合もありますが、そうでなければきちんと相手に気持ちを伝えた方が誠実でしょう。
もしゴースティングをしてしまいがちならば、この記事を参考に相手への向き合い方を見直してみても良いかもしれません。
(丸山りさ)
※画像はイメージです
※この記事は2022年06月22日に公開されたものです