#36 好きな人に「親近感を持ってもらえる」フレーズとは?
「ラブスペル」とは、意中の彼の心をつかみ恋を叶えるフレーズ。そんなフレーズを、恋愛コラムニストの浅田悠介さんが使い方や効果と併せて紹介します。
ラブスペルとは恋の呪文のこと。恋を叶えるフレーズです。
難しい恋の理屈は置いておいて。ひとまず英会話のように「フレーズから恋を学ぼう」というわけですね。心理学を用いて導き出したものなので強力ですよ。
好きな人の前でラブスペルを唱えてみれば、彼の反応がきっと変わるはず。
さあ、恋の魔法をかけてみない?
恋を叶える魔法のフレーズ
ラブスペルNo.36
「子どもの時、変な子だったでしょ」
この言葉の効果
このラブスペルに答えるには、子ども時代をイメージしなくてはなりません。
その時の思い出や感情が浮かんでくることでしょう。まさに、それが狙いなのです。その話題について話すことで、まるで同じ過去を──昔からの顔馴染みのような──共有していたという感覚を引き起こすことができるのですね。ぐっと親近感を抱かせられるのです。
特に子ども時代の話は、大切な記憶や、あまり話したことがない話題にも発展しやすいのです。たくさん彼のピュアな思い出に触れられます。「こんな話ひさしぶりにしたな」と言わせたらしめたものです。
知り合って間もない段階で唱えましょう。一気に深い信頼関係を築くことができます。
ラブスペルの使い方
会話に弾みをつけたくなった時に唱えましょう。
ポイントは「子どもの時はどういう子でした?」と質問の形にしないこと。プライペートな質問は、いざ直接的にたずねられると答えづらいからです。だからこそ決めつけるように唱えるのですね。
肯定にせよ、否定にせよ、あれこれリアクションする形で、場の空気は盛り上がるでしょう。
この「決めつけるテクニック」は非常に重宝します。質問をするよりも、会話が、ずっとスリリングになります。答えも返ってきやすくなります。好きな音楽をたずねるよりは「ジャズとか聞いてそうですね」と決めつけるような具合です。ぜひ覚えておきましょう。
唱えた後は、彼が子ども時代にどうだったか、という話に花を咲かせましょう。彼の連想に任せるままに、その話に浸るのです。さらに「国語だけ無駄に得意そう」「教室の隅でずっと本を読んでそうだよね」など、決めつけて盛り上がることもできますね。
私たちは変だと思われたい
この「変な子」というワードに注目しましょう。
からかいながらも、少しだけ、プライドをくすぐっていることに気づいたでしょうか。
実は、私たちは「変」だとか「変人」だと言われるのが少しだけ嬉しいのですね。周りから抜きん出た、スペシャルな存在だと言われている感じがするから。誰しも特別な存在でありたいわけです。
このラブスペルを唱えると、彼も、ちょっと嬉しそうな顔をするでしょう。馴れ馴れしくもありますが、本質的には、褒め言葉ですから。受け取らざるを得ないわけですね。
このように、細かなレベルで、相手の潜在欲求をくすぐるのも恋愛のコツになります。
(文:浅田さん@令和の魔法使い、イラスト:塚由叡)
※この記事は2022年03月24日に公開されたものです