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彼氏がイカないで終わるのは相性が悪いから? 男性がイケない理由と解決法【医師監修】

小堀 善友(こぼり・よしとも)

体調によっては中折れすることもある。彼氏がイカない時の注意点

セックスの時に彼氏がイカなかったり、中折れ(勃起をしていても、挿入中に少しずつ萎えていく状態)したりすることがあったとしても、それらが全て射精障害とは限りません。

体調やストレスなどの影響で、たまたまその日、射精がうまくいかなかっただけという場合もあります。

女性も、その時の体調や気分によってセックスの感じ方に違いが出ることがあるように、男性にもそれと同じようなことが起こります。その影響でイケない=射精できないことは、決して珍しいことではありません。

「自分に魅力がないのかも」と自分を責めたり、「何でイケないの?」と相手を問い詰めたりしたくなるかもしれませんが、彼氏も射精できなかったことに不安になったり、自信をなくしたりしている可能性があります。

たまにある程度なら、「そういうこともある」と、特に気にせずに過ごしておきましょう。

ただし、イケない状態が長く続く場合、もしかすると何らかの体調不良や病気が隠れている可能性も考えられます。

他にこれといった自覚症状がなくても射精できない状態が続く時は、医療機関を受診したり、健康診断を受けたりして、体の具合を確認することを相手に促してみるのををおすすめします。

「イカない」ことは珍しくない。原因に合わせて適切に改善を

射精がうまくいかないという悩みは決して珍しいことではありません。その原因も体調やメンタルの影響による一時的なものから、性機能障害までさまざまです。

まずは男性のマスターベーションのやり方を見直してみると共に、射精を妨げている原因がないか考えてみましょう。

そのうえで、場合によっては医療の力に頼りながら、原因に応じた解決策を試みて、少しずつ改善を目指していきましょう。

(監修:小堀善友、取材・文:山本尚恵)

※画像はイメージです

※この記事は2022年03月22日に公開されたものです

小堀 善友(こぼり・よしとも)

プライベートケアクリニック東京 東京院 院長。金沢大学医学部卒業。2009年より獨協医科大学越谷病院泌尿器科に勤務。獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科准教授、プライベートケアクリニック東京 非常勤医師を経て、2021年より現職。男性不妊、勃起障害、性感染症を専門とし、年間100人近い射精障害患者に接するかたわら、射精障害の啓発活動にも力を入れている。著書に『泌尿器科医が教える「正しいマスターベーション」』(株式会社インプレスコミュニケーションズ)、『泌尿器科医が教える オトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)など多数。

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