新年度は汚い机とおさらば! すっきり片づく注目の文房具3選
新しい文房具との出会いは、仕事を効率化させてくれることもあれば、仕事のモチベーションを上げてくれることもある。そんな、毎日をちょっとだけ底上げしてくれる文房具との出会いをお手伝いするのがこの企画。今回は「机の上をすっきりさせたい」という方にぴったりな文房具を、文具ソムリエールの菅未里さんが紹介します。
まもなく始まる新年度。お家でも、職場でも、部屋や机の上を整理して、新たな気持ちでスタートしたいものです。今回は、すっきりした気持ちで新年度を迎えるにあたって便利な、収納系の文房具をご紹介しましょう。
収納のコツは、空間を「縦」に使うこと。想像してみてください。モノを机や床に平置きしていったら、あっという間にスペースが足りなくなってしまいますよね。
しかし、縦に重ねることができれば、収納するために必要な面積は大幅に節約できます。今回のキーワードは「縦に空間を使う」です。
ハンギングボックス/ソニック
近年増えているフリーアドレス制度。職場に決まった机を持たない人も多そうです。書類などが山積みになることを防ぐには良さそうですが、収納スペースを用意するのが難しいのが難点です。
しかし、この「ハンギングボックス」があれば、机の下にかなりの収納スペースが出現します。よく使うA4サイズのファイル類はもちろん、14インチまでのPCだって入れられます。側面には、筆記具やスマートフォンを入れるのにぴったりな小型ポケットもついていますね。
中身を取り出しにくいように見えるかもしれませんが、ちゃんと考えられています。手前の面にあるファスナーを下ろせば、そこが出入り口になるのです。使わない時は取っ手を折りたためますから、例えば会社のロッカーに入れておいても場所を取りません。
「机の下」という見落とされがちなスペースを有効活用するアイテムです。
価格:3,630円
サードフィールドスタンドペンポーチ/コクヨ
「オフィスを持ち出す」がコンセプトのコクヨのブランド「THIRD FIELD」。そこのスタンドペンポーチは、さすが、よくできています。
筆記具のみならず、スマートフォンや充電器、ケーブル類をまとめて収納、持ち運びができます。仕事に必要な小物類は、ほぼ全て入ってしまうのではないでしょうか。小物を入れるメッシュポケットなど、使い勝手にも配慮してあります。
そして、自立するので机の上でスペースを取りません。ポーチが完全に開いた状態で立つので、中身を取り出しやすいのもよく考えられている点です。
さらに、スマートフォンを立てかけることも想定して作られています。ノマドでのウェビナーでは大活躍するでしょう。
全体は容量のわりに薄く、横から見ると正方形に近い形なので、仕事用のカバンの中でも変に主張しません。持ち運びやすいです。
これ一つで、筆記具を含め、仕事で使う道具類はほぼ持ち運べそう。本当によくできているポーチです。
価格:4,400円
スタンドクリップボード/ナカバヤシ
これも空間を縦に使うアイテムです。なぜなら、自立するクリップボードだから。
普通のカバーつきクリップボードとしても問題なく使えますが、カバーを折り返すと、その部分がスタンドとなり、クリップボード全体が自立します。
すると、クリップボードに固定した書類が立った状態でこちらを向くので、PCへの打ち込み作業などを、ペースを取らずに行うことができます。
入力作業が多い方には救世主になる文房具でしょう。
価格・902円
「立つ」文房具の多様化
立つタイプのペンケースが増えてきてかなり経ちますが、今や立つのはペンケースだけではありません。ポーチも、クリップボードまでが立つ時代です。それだけ在宅勤務やノマド、あるいはフリーアドレス制度が増え、狭いスペースを効率的に使う必要がある方が多くなったのでしょう。
一方で、ハンギングボックスのように見落とされやすいスペースを有効活用する収納アイテムも出てきています。空間を有意義に使える文房具で、すっきりした環境で新年度のスタートを切りましょう。
(菅未里)
※この記事は2022年03月21日に公開されたものです