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【難読】“しろまゆ”じゃない? 「白眉」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「白眉」の読み方です。

“しろまゆ”じゃないの?と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「白眉」の読み方は?

「白眉」は、そのまま読むと“しろまゆ”、“はくまゆ”ですよね。しかし、そんな読み方はしないんです。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“はくび”と読みます。

「白眉」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「白眉」の意味は以下のように解説されています。

はく‐び【白眉】
1 白いまゆ毛。

2 《蜀 (しょく) の馬氏の五人兄弟はみな秀才であったが、まゆに白毛のある馬良が最もすぐれていたという、「蜀志」馬良伝の故事から》多数あるもののうち、最もすぐれているものや人のたとえ。「印象派絵画の―」

白いまゆ毛というそのままの意味合いもありますが、三国志に書かれた「白い眉」を持つ優れた人の話が元になって、「たくさんある中で最も優れている」という意味で使われるようになったそうです。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「白眉」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。簡単な漢字の組み合わせですが、読み方も意味も予想外だったのではないでしょうか。

将棋棋士の藤井聡太さんが、羽生善治さんの将棋の解説で「白眉の一局」という言葉を使っていて注目されたので、将棋が好きな人は聞いたことがある言葉だったかもしれません。馴染みのない言葉だったかもしれませんが、ぜひ藤井さんのように使ってみてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2022年03月20日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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