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【難読】“かつは”ってなに? 「喝破」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「喝破」の読み方です。

“かつは”? なにそれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「喝破」の読み方は?

「喝」は、よく「喝を入れる」と使うので、“かつ”という読み方は知っていますよね。しかし、「破」と合わせて“かつは”と読むのは、少し違和感がありませんか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かっぱ”と読みます。

「喝破」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「喝破」の意味は以下のように解説されています。

かっ‐ぱ【喝破】
[名](スル)
1 大声でしかりつけること。
「『返事をしないか!』と江間君の―した時」〈独歩・第三者〉

2 誤った説を排し、真実を説き明かすこと。物事の本質を明言すること。
「思うままに―す可き適当の辞 (ことば) を」〈蘆花・黒潮〉

大声でしかりつけること、誤りを正して真実を明言すること、という意味合いの言葉です。初めて知ったという人も多いかもしれませんが、“かっぱ”と読むんですね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「喝破」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。“かっぱ”と聞くと、雨の日に着るレインコートを想像する人が多いと思いますが、こんな言葉もあるんですね。

普段、なかなか使わない言葉ですが、昔の小説を読んでいると登場したりします。目にする機会があったら読めるように、正しい読み方と意味を覚えましょう!

(ななしまもえ)

※この記事は2022年03月16日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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