彼氏から「好き」とは言われたことがあるけれど、「愛してる」とは言われた経験がない、とモヤモヤしている方もいるかもしれません。
似ているようで違うこの「好き」と「愛してる」という言葉。本記事では2つの言葉の違いや、男性が彼女を「好き」と思う気持ちが愛に変わるタイミング、またそのサインなどを紹介します。
■「好き」と「愛してる」の違い
相手の気持ちが「好き」なのか「愛している」なのか分からなかったり、自分自身、違いがいまいちピンとこなかったりする方のために、まずはこの2つの違いについて解説していきます。
奥深いテーマのためさまざまな説がありますが、ここでは「好き」と「愛している」には、気持ちや関係性の深さに違いがあると考えます。詳しく見ていきましょう。
◇(1)好きは「刺激を求める存在」・愛しているは「安心できる存在」
^好きという感情は刺激を求める相手に抱き、愛していると思うのは、安心できる存在に対してだ、といった考え方があります。^
片思い中や付き合いたてなら、新鮮な感情や不安定さ、恋の駆け引きなどに、感情が大きく変化して刺激的だと感じる人も多いでしょう。
一方で愛を感じる関係性は、気持ちが大きく動くことがなく、一緒にいるだけで心が穏やかになったり居心地の良さを感じたりと、安定していると考えられます。
◇(2)好きは「相手に見返りを求める」・愛しているは「相手に見返りを求めない」
^単に好きな相手には、相手が喜ぶことをしたら自分もしてもらえると、見返りを求めがち^です。
一方で「無償の愛」という言葉があるように、^愛している相手には、喜んでほしいと思う気持ちが強いため、うれしそうな姿を見るだけで満足できてしまう^のも大きな違いといえるでしょう。
◇(3)好きは「自己優先」・愛しているは「相手優先」
^好きな相手との関係性では、「もっとこうしてほしい」と自分の欲求や幸せを優先してしまう^ケースが多いでしょう。
しかし^愛している相手に対しては、向こうの都合を考えたり気持ちを思いやったりして、自分のことは二の次にできる^と考えられます。
◇(4)好きは「良いところだけを見る」・愛しているは「悪い部分も受け入れる」
「好き」は、好みの顔や性格、スタイルなど、魅力的な部分や長所を見て、気持ちが引かれていくものです。そのため、^マイナスな一面を見た時に、気持ちが冷めてしまうこともあるでしょう。^
一方、「愛している」は、魅力的な部分や長所だけでなく、^悪い部分も含めてありのままの相手を受け入れられる状態^なので、マイナスな一面を見ても気持ちは冷めず、愛情を持ち続けられるでしょう。
◇(5)好きは「今を楽しむ存在」・愛しているは「未来を想像する存在」
片思い中のささいな出来事や付き合い立ての新鮮さ、刹那の逢瀬など、^好きな相手とはその瞬間の気持ちの高ぶりを楽しんでいる^と考えられます。そのため、将来のことはさほど重要視していないでしょう。
一方で「愛している」は^交際を続けていくうちに刺激が安心感に変わり、「これからも一緒にいたい」と強く思う感情といえます。^好きな気持ちから愛に変わったら、互いの家族を含めた2人の将来や、相手の幸せなどについても考えるでしょう。
■男性の気持ちが「好き」から「愛してる」に変わる時とは
それでは、男性がパートナーに対して抱く「好き」という気持ちが、「愛している」に変わるのはどんな時なのでしょうか。よくあるといわれている代表的なタイミングを紹介します。
◇(1)自分の弱い姿を受け入れてくれた時
好きな人には自分をカッコ良く見せたい、常に頼りがいのある存在でなければ、などと思う男性も多いものです。
しかし^ふとした拍子で弱みを見せた時に、彼女が優しく受け入れてくれたり、親身になって話を聞いてくれたりして、「一番の理解者を得た」と安心感を覚えることがあるでしょう。^そして「好き」よりも、気持ちがより深いものになると考えられます。
◇(2)「この人となら自然体でいられる」と感じた時
付き合い始めの頃は、相手により良い自分を見せたい、がっかりされたくないなどの気持ちから、なかなか素の姿を見せることができない男性も少なくありません。
しかし自分を飾らずにいられる関係性は、非常に心地良いものです。^一緒に過ごす時間が増え、いつの間にか自然体を見せてもお互いに笑い合えていると気が付いた時、より深い絆を意識するでしょう。^
◇(3)2人の結婚生活をイメージできた時
^彼女との結婚生活が自然とイメージできた時、男性の気持ちは「好き」から「愛している」に変わると考えられます。^
結婚には責任が伴い、また楽しいことだけでなく、2人でさまざまな人生の課題や困難を乗り越えていくという側面もあります。恋人をときめきの対象だけではなく、親友であり戦友でもあると思えると、現実感がグッと増すでしょう。
◇(4)彼女なら短所や欠点も受け入れられると感じた時
魅力的な部分や長所だけでなく、^彼女の短所や欠点を受け入れられると思えるのは、深く愛している証拠だといえる^でしょう。
好きな気持ちだけでは、マイナスな面を見ると気持ちが冷めてしまうもの。しかし愛している相手だからこそ、そういったところも「彼女らしさ」として受け入れられ、ずっと一緒にいたいと思えるのでしょう。
■男性の気持ちが「好き」から「愛してる」に変わった場合のサイン
彼女への気持ちが「好き」から「愛している」に変わった時に現れると考えられる、男性のサインを紹介します。
◇(1)「彼女」の優先順位が高くなる
「好き」から「愛している」に変わると、^彼女を一層優先するようになる男性は少なくありません。^例えば、これまで彼女より友人と過ごす時間が多かった、趣味ばかりでなかなかデートできなかったという人が変化したら、気持ちも変わっている可能性があります。
彼女を大切だと思うため、彼女が悲しむことを避けようとしているのでしょう。また、かけがえのない存在だから失いたくないと思うのかもしれません。
ただし彼女を愛しているからこそ、金銭的に不自由のない生活を送ってもらうために今まで以上に仕事に忙しく取り組むなどのケースもあるため、杓子定規ではなく、見極めは必要となってきます。
◇(2)彼女を思いやる行動が増える
彼女を愛している男性は、^例えば楽しみにしていたデートが彼女の体調不良でキャンセルになった時も、怒ったり悲しんだりするのではなく、真っ先に体を心配してくれるなど、相手のことを思いやる行動が増えていく^でしょう。
彼女が何気なく食べたいといっていた料理を作ってくれる、かわいいといっていたものをプレゼントしてくれるなど、相手の喜ぶ顔を見るためにささいなことも覚えていて、実行に移してくれるはずです。
◇(3)信頼してくれる
好きな彼女の浮気を疑ってしまう男性もいます。しかしパートナーを愛している男性は、相手を疑うことなく、交友関係に口を挟まないケースが多いでしょう。
なぜなら、^パートナーの自由や幸せを奪いたくないと思う気持ちがあり、また自分を裏切らないと信頼しているから^です。
浮気以外にも、金銭面や時間の使い方など、さまざまな面で彼女を信頼し、自主性を重んじてくれるでしょう。
◇(4)弱みを見せてくれる
好きな女性の前ではカッコつけたいと思う男性も多いものですが、^プライドを捨てて弱みを包み隠さずさらけ出してくれるのは、彼女を信頼し、関係を深めたいと思っている証拠^だといえそうです。長く一緒に過ごすには、自然体でいるのが大切だからです。
ただし、弱みを見せてくれることと、甘えは別物です。また、自然体でいることと、彼女を雑に扱うことも似て非なるものです。そこに相手へのリスペクトや思いやりがあるのか、見極めは大切です。
■男性の気持ちを「好き」から「愛してる」に変える方法
ここでは、男性の気持ちを「好き」から「愛している」に変えるために効果的だと考えられる方法を紹介します。
◇(1)自分から無償の愛を与えるよう心掛ける
相手からの愛を感じた時、こちらも愛を返したいと感じる人は少なくないでしょう。^彼に愛してほしいなら、まずは自分が相手を愛するのが大切です。^具体的には、何の見返りも求めずに、相手に尽くすことでしょう。
見返りを求められると、相手は残念な気持ちになってしまうものです。そういった考えを持たないようにして、自分から無償の愛をささげるようにトライしてみましょう。
ただし、人の好意をむさぼり尽くすだけのタイプの人もいるので、誰でも妄信すればいいというわけではない点に注意してください。
◇(2)不機嫌な顔より笑顔
物事が自分の思い通りにならなかった時に、ネガティブな気持ちになりすぐ不機嫌になる人は、相手を疲れさせてしまうため、愛されづらいと考えられます。
^思い通りにいかない時や大変な時にも、前向きに考え笑顔でいることを心掛ける^と、「ずっと一緒にいたい」と思われやすいでしょう。
◇(3)ありのままの自分を見せ衝突を恐れない
好きという感情は、相手の良い部分だけを見ている状況です。欠点を見せるのは怖いかもしれませんが、それでは関係性はなかなか深まりません。ですから、^勇気を出してありのままの自分を見せる^のも大切です。
また嫌われたくないからといって、自分の考えを隠すのも良くないでしょう。^「好き」から「愛している」に変えるには、正直な気持ちを伝えて、お互いに認め合い、歩み寄る必要があります。^そうすることで、一歩先のステージへ進めるはずです。
■「好き」と「愛してる」の違いを知って良い関係を築こう
「好き」と「愛している」には、感情や関係性の深さに違いがあると考えられます。「好き」は相手の表面的な魅力に心引かれるもので、理解と信頼が深まるにつれて「愛している」に変わるのではないでしょうか。
なお彼の気持ちを変えるには、相手を深く理解し尊重する必要があるといえます。そのため、まずは自分が彼のことを愛する努力をしてみましょう。
(#Lily_magazin)
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