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自己肯定感が低い女性の特徴とは? 恋愛傾向と原因、克服法

高見綾(心理カウンセラー)

自己肯定感が低い女性は、なかなか自信を持てずに悩んでいるかもしれません。それによって恋愛に影響が出る場合も。この記事では、自己肯定感が低い女性の特徴と恋愛傾向、原因、克服方法について、心理カウンセラーの高見綾さんに解説してもらいます。

「なぜか恋愛がうまくいかない」と感じている女性はいるのではないでしょうか。実は、自己肯定感が低いと恋愛もうまくいきにくい傾向があるようです。

そこで今回は、自己肯定感が低い女性の特徴や恋愛傾向について解説します。

自己肯定感が低い原因を知り、高めていくことで、楽しい恋愛につなげていきましょう。

自己肯定感が低い女性の特徴

まずは、自己肯定感が低い女性の特徴を見ていきましょう。

(1)1人反省会が多い

自己肯定感が低い女性は、「あの時、こう言えば良かった」など、日頃から自分の言動を気にして1人反省会を開くことが多いようです。

その理由としては、確証がないことでも「自分のせいなのではないか」というネガティブな想像をしてしまうからだと考えられます。

例えば、不機嫌な人がいると「自分が怒らせたのではないか」と不安に感じてしまう、といった具合です。

(2)「どうせ私なんて」が口癖

自己肯定感が低い女性の中には、自信がなく、「自分には魅力がない」と思い込んでいる人がいます。

そのような女性は、すねたり卑屈になったりして「どうせ私なんて」と口にしがち。

褒められても、素直に受け取れないことが多いようです。

(3)他者への評価が厳しい

自己肯定感が低い女性は自分に厳しく、自分の良いところよりも悪いところに注目しがちです。

その影響で、自分を見る時と同じように、他者へも厳しい目を向ける場合があります。

他者を批判することで「自分はあの人よりマシ」と安心したい心理が隠れているケースも。

(4)何事にも消極的

すぐに「自分にはできない」と思ってしまう傾向があるのも、自己肯定感が低い女性に見られる特徴の1つです。

やる前から「どうせできない」と思っているので気力が湧かず、何事にも消極的になりがち。

やりたいことがあったとしても、「そこまでやりたいわけじゃないし」と自分をごまかして結局やらない、といったこともあるようです。

(5)NOと言えない

自己肯定感が低い女性は、NOというのが苦手なようです。

例えば、人から頼まれたことを、本当は嫌なのに引き受けてしまうことがあります。

自分が周りからどう思われるかを気にしているため、嫌われたくなくて断れないのでしょう。

(6)人を頼ることが苦手

人を頼ることが苦手なのも、自己肯定感が低い女性に見られる特徴といえるでしょう。

「誰かを頼ったりお願い事をしたりすると相手に迷惑が掛かる」と思っているため、なるべく避けようとするのです。

また、「断られたらどうしよう」という恐れが強く、頼む前から「どうせ受け入れてもらえないだろう」と諦めている場合もあります。

自己肯定感が低い女性の恋愛傾向

次に、自己肯定感が低い女性の恋愛傾向を見ていきます。

(1)自分の本音を彼氏に言えない

自己肯定感が低い女性は、「彼氏に嫌われたくない」「否定されたくない」という気持ちが強いため、彼氏に本音を言えない傾向があります。

「ありのままの自分を受け入れてもらいたい」と思ってはいても、「受け入れてもらえなかったらどうしよう」という恐れが強く、自分をさらけ出せないのです。

そのため、たとえ嫌なことがあっても彼氏に伝えられず我慢し続け、急に爆発する可能性があります。「なんでいつも連絡くれないの?」など、感情的に彼氏を責めてしまうことも。

(2)不安感から浮気を疑う

自己肯定感が低い女性の中には、自分の魅力に自信がないため、本当に恋人から愛されているのか不安に感じてしまう人もいるようです。

「本当に私のこと好きなのかな」「他の人の方が良いんじゃないかな」という気持ちがあるので、ちょっとしたことでも恋人の浮気を疑いがち。

例えば、彼氏からの連絡が少し遅くなるだけで、「もしかして浮気してる?」と疑ってしまうことがあります。

(3)恋人に依存する

恋愛に依存しがちなのも、自己肯定感が低い女性に見られる恋愛傾向といえます。

自己肯定感が低い女性は、「恋人に自分を受け入れてほしい」「分かってもらいたい」と考えている場合があります。

これらの欲求を満たしてもらおうと相手に執着するあまり、依存してしまうのでしょう。

彼氏の気を引くために、相手の愛情を試すような行動がエスカレートすることも。

(4)自己犠牲をして尽くす

自己肯定感が低い女性の中には、「振られる=自分には価値がない」という考えから、彼氏に振られるのを極端に恐れる人がいます。

また、恋人に求められて役立つことに自分の存在意義を感じている人も少なくありません。

そのため、多少の自己犠牲をしてでも恋人に尽くそうとしがちです。

(5)理想が高くなる

恋人への理想が高くなりがちな女性もいます。

自分の価値が低いと思っている分だけ、彼氏に対して「自分の欠点を帳消しにできるほど優れた人であってほしい」という気持ちが強くなり、理想が高くなるのです。

あるいは、「自分には相手に与えられるものが何もない」と思っているため「相手に面倒を見てもらいたい」と考えて、理想が高くなるパターンもあります。

自己肯定感が低い原因

それでは、自己肯定感が低くなる原因にはどういったものがあるのでしょうか。代表的なものを紹介します。

(1)幼少期の両親との関係に影響されているから

幼少期の両親との関係は、自己肯定感に大きな影響があるとされています。

親に自分の言動を否定されてばかりいたり、話を聞いて受け止めてもらえる機会が少なかったりして、自己肯定感が育まれにくかったのかもしれません。

(2)傷ついた経験にとらわれているから

ひどい失恋をするなど、何らかの失敗をしてあまりにも深く傷つくと、自信がなくなって自己肯定感が低くなる場合もあります。

また、「もう二度とあんな経験はしたくない」と思って、なかなか行動できなくなってしまうことも。

(3)他人と比べる癖があるから

「あの人に比べて自分は……」と、自分の足りない部分に注目する癖は、自己肯定感が下がる原因の1つ。

なぜなら、他人の存在を自己否定のきっかけにしてしまうからです。

そうして自己否定を繰り返すことで、自分がダメな存在であるように感じて自信をなくしてしまうのです。

(4)自分を責める癖があるから

物事がうまくいかない時に「私が悪いからだ」と自分を責める癖があることも、自己肯定感が低くなる要因になり得ます。

何がダメだったのかを振り返って建設的に物事を考えられれば良いのですが、自分を責めるだけだと、問題を解決できないまま自信が失われてしまうのです。

▶次のページでは、自己肯定感の低さを克服して高める方法を紹介します。

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