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【難読】なんて読む?「薫陶」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「薫陶」の読み方です。

一体なんて読むの?と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「薫陶」の読み方は?

「薫」は、“かお(る)”という読み方は知っている人も多いでしょう。「陶」は陶芸、陶器と読むので、“とう”という読み方は馴染みがありますよね。では、二つを合わせてなんと読むのでしょう?

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“くんとう”と読みます。

「薫陶」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「薫陶」の意味は以下のように解説されています。

くん‐とう〔‐タウ〕【薫陶】
[名](スル)《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器を作り上げる意から》徳の力で人を感化し、教育すること。「―のたまもの」
「しかし若い生徒を―するのは中々愉快なものですよ」〈野上・真知子〉

ただ教育するのではなく、人格面を含め道徳的な教育をし、また指導をせずに自分自身の徳の力によって人を感化し育てること、というニュアンスで使われるようです。読み方は難しいですが、“くんとう”と読むんですね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「薫陶」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「薫陶」は、一般的に受け身で使う言葉になるので、使い方には気をつけたいですね。

ビジネスシーンやかしこまった場面での挨拶文や書面で使われることが多いので、正しい読み方と意味をしっかり覚えましょう!

(ななしまもえ)

※この記事は2022年02月10日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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