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最後に愛は勝つ。バチェラー4は好き好き言ったもん勝ち選手権だった

#バチェラー4考察

やまとなでし子

毎回大きな反響となる大人気シリーズ「バチェラー・ジャパン」のシーズン4が、2021年11月25日より配信スタート。4代目バチェラー・黄皓さんのたった1人のパートナーの座を勝ち取るのは誰なのか? 性格もバックグラウンドも異なる女性たちが本気で競い合う「婚活サバイバル番組」を、シリーズの大ファンであるコラムニスト・やまとなでし子さんが考察します!

※このコラムは「バチェラー・ジャパン」シーズン4 エピソード9〜10のネタバレを含みます。

真実の愛を見つける旅もとうとう最終回。今回はバチェラー・黄さんのご家族と女性たちのリモート顔合わせが行われました。バチェロレッテでも登場した黄さんのお父様が、いつの間にか“哀川翔み”をUPさせての再登場! そして真実の愛の答えとは!

バチェラー初! ツーショットデートほぼなしで勝ち上がった秋倉さん

これまでのシリーズでは、バチェラーのご家族との顔合わせ回の他に1日ツーショットデートの回が設けられていましたが、コロナ禍ゆえにいろんな制限があったのでしょう。今回はドライブデートと中国に住む黄さんファミリーとのリモート顔合わせを1回のエピソードでまとめて行うこととなりました。

元々友人だったアドバンテージもあってか、パーソナルトレーナー・秋倉諒子さんに2人だけの時間として設けられたのは、キス騒動の弁明のみ。一度もまともなツーショットデートをしないままここまで勝ち上がるという、史上初とも言える状況となりました。

黄さんはメアドに彼女の名前を入れるタイプ!?

ところでみなさん、パン教室講師・休井美郷さんを迎えに来た黄さんの車のナンバーが「99-11」で“キュウイ”の語呂合わせになっていたのに気づきましたか? ナンバーが出ているので黄さん所有の車ではないと思いますが、この車をスタッフではなく黄さんがあえて選んだのなら、ガラケー時代のメアドは「kyuui.91-love@〜」にするタイプですね。

リモート顔合わせでは黄さんのご両親、妹さんと画面越しにご対面。そこで「2人の今までの思い出を家族にも見てほしい」と黄さんが出したのは、休井さんとのマジでキスする5秒前な写真。

「キスしたことは人に言うもんじゃない」と、女性陣にもキスを伏せていた休井さんなのに、初対面のご家族の前に晒され、言うもんじゃないけど見せ物にされる事態に。本人も予想しない形での伏線回収となりました。

妹さんは日本語が堪能ではなさそうだったため基本的に視覚情報しか得ることができず、よく分からん会話を聞きながら今回の顔合わせで得た情報は「休井さんは童顔」と、「なんか兄ちゃんとキスしてた」の2つだったと思うと、あの引きつった表情になるのも当然かもしれません。

ワイプで1人だけずっと顔を抜いていて欲しいほど、面白いくらい表情筋がご臨終されていたのがあの空間のいいスパイスになっていました。

全国の主婦が怒った!? お礼のご飯

顔合わせ後は「今日のお礼にご飯を作ろう!」という黄さんの提案で一緒に料理をすることに。「お礼」と言いながら休井さんに玉ねぎを切らせ、それをじっと見ている姿は「お礼なのに女性陣に料理させるのかよ!」と主婦代表として怒りの玉ねぎ汁を目にぶっかけたくなりましたが、「黄さんが作ってあげること」がお礼なのではなく、「バチェラーと一緒に料理ができること」がお礼だったのですね。であれば納得です。大変失礼しました。

これがAKB48ならCDを何百枚と積まないと得ることができない権利をくださったんですもんね。バチェラーとはそういう存在でした。貴重な機会をありがとうございます。玉ねぎは捨てて一旦落ち着きます。

クリームシチューのトラウマを上書き

秋倉さんは相手を立てるのが上手ですね。黄さんより秋倉さんの方が料理慣れしてそうな感じでしたが前に出ることはせず、質問されたら「もう少し炒めてもいいかもね」と優しくフォロー。

一緒に作っていたのにまるで黄さん1人が作ったかのように「おいしい! さすが!」「何でこんなにおいしいんだろう? 何入れたの?」と上手に持ち上げていました。彼を立ててプライドを折らずゲロ甘に甘やかしてあげるこういうところも、黄さんとお付き合いを円滑に進める上ですごく重要であり、秋倉さんが合っている点だと思います。

具もサイズの好みをわざわざ確認し、黄さん希望の大きめに切るという細やかな配慮にも、彼女らしい相手思いの優しさが見えてよかったです。

ちなみに、シチューで思い起こされるのは建築事務所・事務の青山明香里さん。エピソード3で「『やって!TRY(※)』にチャンネル変えたっけ?」と一瞬困惑するほどの、「アチチチ! ヴォオ!!!」という絶叫の末産み出された「地獄の生煮えクリームシチュー〜巨大玉ねぎを添えて〜」のトラウマがよび起こされてヒヤヒヤしましたが、今回はおいしかったそうなので黄さんの中のシチューの思い出が上書きされたようで何よりです。

秋倉さんとのやりとりや冗談を言い合う姿がとても自然で仲睦まじく、相性の良さも感じましたよね。

※ 「やって!TRY」とは、BS-TBS『噂の!東京マガジン』内のコーナー名。街行く人に料理名を伝え、実際に調理してもらう様子を紹介する。

人知れず再生の旅を送っていた杉ちゃん

バチェロレッテの戦友、當間ローズさんと杉ちゃんこと杉田陽平さんの登場があったのもシリーズファンとしては大興奮でしたね!

「ローズを見習ってハグもしたし、後悔したくないからキスもした」と伝える黄さんに「えっ? それで傷つく子はいなかったの?」とすかさず女性陣の心情に配慮するところが途方もなくローズだし、「どうやって女性を選ぶか?」には「明日地球が滅亡するとして誰と死にたいかだよ」と、途方もなく杉ちゃんなセリフで答えていて、私たちが彼らを大好きなのはこういうところなんだよ! とバチェロレッテ時の感情が再燃しました。

黄さんもローズからハグという行動だけじゃなく、こういう内面も見習って配慮もしてほしかったなぁと思いつつ、キスのおかげでこれだけドラマが生まれて面白くなったので、黄さんの今が幸せならオッケーです!

シャンパンを開ける時、昔は栓をアゴに直撃させていた杉ちゃんが上手に開けられるようになっていたので、きっと彼も黄さんとは別のところで「再生の旅〜アゴに当てずに酒瓶開栓〜」をどこかで送っていたのですね。

ラストはラグジュアリープロポーズ遠足

バチェロレッテのファイナルローズセレモニーはファイナルファンタジー感のある荘厳な森の中でしたが、今回はミッドサマー感のある赤い花に囲まれた祭壇でした。

ここに前回オールホワイトのファッションで登場していた秋倉母を筆頭に、白づくめの人たちがわんさか登場して踊り出すミッドサマー的祝祭が始まるのか、はたまた赤いシャツを着ていた秋倉父が祭壇の赤い花々の一部に擬態して隠れてやいないか、ドキドキしましたが、前回の2人の紅白ファッションは伏線ではなかったようです。

しかし今回は会場までの移動も超豪華でしたね! 黄さんは車でヘリポートまで向かい、そこから高須クリニックのCMと双璧を成すほどの爆イケヘリコプター移動をかましてくれました。

大室山と思しき山が途中で映っていたので、伊豆ですかね。であれば浜松町のホテルから千葉の浦安のヘリポートまでわざわざ車で逆走しての伊豆へのヘリ移動。なんて贅沢……YES! バチェラー!

一方女性陣はリムジンではるばる移動。これはもはやラグジュアリープロポーズ遠足。先生! おやつは5万円までですか?

愛してるのストレート勝ち

黄さんは「2回の婚約破棄で婚約指輪2つを自宅に所持している」と公式ムック本で語っていたので、もうここまで女性2人とも頑張ったから1個ずつ参加賞としてプレゼントしてあげて! と、どちらも落ちてほしくない気持ちを抱えつつラストが訪れました。

祭壇の上で、休井さんはなかなか口では伝えられなかった「大好き」を伝えましたが、秋倉さんは今までのデートで繰り出してきた「好き」のジャブの積み重ねの集大成として、最後に「愛してる」のストレートを決め、結果選ばれたのは秋倉さんとなりました。

最後、黄さんを抱きしめながら「お疲れ様」と労ったところに、自分も不安でいっぱいだったはずなのに黄さんの気持ちを第一に思いやれる秋倉さんの魅力が最大限に詰まっていてよかったですね。

去っていった休井さんは、万里の長城ばりに終わりが見えない超ロングレッドカーペットをどこまで歩いて行ったのでしょうか。

黄さん結構ナイーブ問題

今回通して思ったのは、黄さんは愛というものを雰囲気や行動から感じ取るというよりも、常に言語化してもらわないと不安になるタイプのように見えるということです。

休井さんの「(玉ねぎ切るの恥ずかしいから)見んといてくれへん?」には「それ一番言っちゃいけないやつ!」と傷ついていましたし、「親の前で好きと言えるのに、なぜ俺には普段から言わないのか? 不安になったら親の前に連れて行けばいいのか?」と、やたらと好きの言質を取ろうとします。

休井さんは気持ちを伝える手段として手紙を何度も渡しており、そこでしっかり好きな気持ちを綴っているにも関わらず、黄さんは「手段なんてどうでもいい。言葉でうまく伝えられないなら、手紙『で』全然いいかな」と筆談には内心ご不満な様子。

これだけのスペックを持ちながら、こと恋愛に関しては少し自信がないんでしょうか。

今回のバチェラーは「好き好き言ったもん勝ち選手権」

録音してない言葉の「好き」より、手紙の方が証跡も残っているし、裁判的には圧倒的に有利な「好き!」の証拠なんですが、ここは法廷ではないので黄さんには物足りないようです。

手紙だと好きと伝える頻度が足りないのか、はたまた手紙をもらった後の今この瞬間には気持ちが風化しているかもしれないという不安を抱いてしまい、リアルタイムに言葉で表現してくれる方を好むのでしょうか。

きっと理想の夫婦として挙げているご両親の感情表現がそういうタイプだったのかもしれません。

その点、秋倉さんは常に言葉で愛を表現していて黄さんの理想にピッタリハマっていたので、やっぱり圧倒的勝利ですよね。つまり今回のバチェラーは「好きってたくさん言ったもん勝ち選手権」だったわけです。

言葉で伝えることが苦手な休井さんが勝つには、常時ふせんを持ち歩き、1時間に1回「好き」と書いたものを黄さんに渡していくしかなかったので、ロフトに走れなかったバチェラーの閉鎖空間では休井さんの負け確定です。

まぁでも本当はエピソード1で答えは出てたんですよ。黄さんは「パン派」と言っていましたが、休井さんはYouTubeの紹介動画で「お米派ですね、私は(笑)」と言っていたので。

黄さん・秋倉さん、お幸せに!!

ラストのトークスペシャルで2人が並んだ姿は本当に絵になっていましたね! 黄さんが本当に秋倉さんを愛する気持ちが伝わってきてうれしくなりましたし、秋倉さんはめいっぱいの愛情と包容力で黄さんを包み込んでいる様子も垣間見え、黄さんは悩んで悩んで最高の真実の愛の答えを出したんだなぁ、と幸せな気持ちにさせてくれましたね。

「世界中が敵になっても味方してくれる?」とファイナルローズセレモニー前に聞いていましたが、すでにキス騒動で女性陣全員が敵になりかけた時も秋倉さんはきちんと黄さんだけに向き合い、黄さんを信じて味方してくれていたので、聞かずともその答えは出ていました。

一方、嫁と姑が揉めた時、どっちの味方をするかという質問に、黄さんは「それぞれの前でそれぞれの味方をする」と言っていましたが、ぜひ世界中が姑含めて敵に回っても黄さんは秋倉さんの味方でいて欲しいです。

バチェラーが誰か伏せられていたからこそ生まれたこの奇跡。我々ファン一同、第二の結婚カップル誕生、お待ちしています!

(やまとなでし子)

※この記事は2021年12月21日に公開されたものです

やまとなでし子

大和撫子とは対極にいるアラサーJK(女子会社員)。合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性たちや日常についての備忘録をTwitterとブログで綴っている。

Twitter:@yamatonadeshi5
ブログ:男性見聞録

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