お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

月経カップのメリットって? 利用ユーザーのリアルな声を調査

#ヘルシーニュース

月経カップや吸収型サニタリーショーツを販売するフェムテック企業、インテグロは、日本で初めて月経カップユーザーに対する調査を実施。その結果を発表しました。

近年、注目が高まる月経カップですが、個々人の体験談はあっても、実際のユーザーの声を広く定量的にまとめた調査は今までありませんでした。そこで、インテグロとグループ会社の ハーベリーが販売する「エヴァカップ」「スーパージェニー」「ディーバカップ」のユーザーにアンケート調査を行い、282名の回答をまとめました。

月経カップを利用しているユーザーは、30 代以上の年代が多い印象ですが、最近では10代、20代のユーザーも徐々に増えてきているそう。

「出産経験がないと、月経カップは腟に入らないのでは?」と心配する人もいますが、実際の月経カップユーザーの約6割は、出産経験がない人です。

調査対象に月経カップを使い始めた理由を聞いてみたところ、7割の人が「生理期間をもっと快適に過ごしたいから」と回答。また、月経カップの使用が「経済的」にも「エコ」にもなると考えている女性が約4割いました。

ほかには、「ムレやにおい」「経血モレ」「かぶれやかゆみ」などの不快症状があったことが使用の動機づけになったと答えている人もいます。

使い方が難しいのでは……と心配する人も多いかと思います。月経カップをスムーズに使えるまでの期間を聞いてみたところ、半数の方は使用開始してから2カ月 (2 回目の生理)以内に、さらに約8割の人が3カ月(3回目の生理)以内に使えるようになったと実感しています。

最初は慣れが必要なアイテムではありますが、3回目以内にはスムーズに使えるようになることが伺えます。

また、使っているメリットについては、85%のユーザーが「ゴミが減った」と回答。月経カップを使い始めたことで、今まで当たり前だった使い捨ての生理用品のゴミの多さに気づく方が多いようです。

他にも、「生理中も仕事、育児、スポーツに集中できるようになった」「生理中も好きな服を着られるようになった」「生理とポジティブに向き合えるようになった」など、月経カップを使うことで、ネガティブに捉えられがちな月経がポジティブに変化しているのがわかります。

今後も使い続けたいかという質問に対しては、95%の人が今後も「月経カップを使い続けたい」と答えていて、ユーザー満足度が高いこともわかりました。

最初は取り入れるのに少し勇気がいるアイテムではありますが、使い方もそこまで難しくなく、生理期間を快適に過ごせるのであれば、挑戦してみてもいいのではと思えるアンケート結果ですよね。興味がある方は、「月経カップ」について調べてみてはいかがでしょうか。

調査概要

・調査期間:2021年6月22日~28日
・調査対象:インテグロ株式会社、グループ会社ハーベリー株式会社の販売する月経カップを利用するユーザー
・調査方法:自社サイト経由で購入した方へメールで調査依頼、インターネットの調査フォームで回収。弊社SNSを通じて調査協力依頼、インターネットの調査フォームで回収
・回答人数:282人
・構成・執筆:増田美加(女性医療ジャーナリスト)

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2021年11月29日に公開されたものです

SHARE