「鈍感な人」とは? 言葉の意味や「鈍感力」を身につける方法
鈍感になりたい……「鈍感力」の身につけ方
「もっと鈍感になれたら楽なのにな……」そのように感じている人も多いと思います。そこでここからは、「鈍感力」の身につけ方を紹介します。
(1)自分が何に対して敏感なのか把握する
まずは人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の中で、自分はどの感覚が敏感なのかを分析し、敏感な部分をカバーできるように対策してみましょう。
例えば、大きな音が苦手な人、は騒々しい環境を避けたりヘッドフォンをつけて防衛したり。
あるいは触覚が敏感な人は、できるだけ過密状態を避けてパーソナルスペースを広めに取る、など。
自分はどこが敏感なのかを分析してきちんと対策を取るだけで、「鈍感であろう」と意識しなくても、ストレスはかなり減ります。
(2)情報を掘り下げすぎない
ネットで気になるワードを入力すれば、あふれるほどの情報が出てくる現代。
興味がある物事に対してはついネットで掘り下げてしまいたくなるものですが、鈍感力を身につけるためには、この好奇心を八分目で抑えるようにしてみましょう。
特にネガティブなニュースやゴシップなどは要注意。お腹も情報も「腹八分目」が心身の健康の秘訣です。
(3)自意識過剰にならない
敏感な人は「自分が他人からどう見られているか」を意識しすぎる傾向があります。そのため、他人のちょっとした態度の変化や言動をすぐに「自分が何かをしたからだ」と自分の言動が原因だと推測して過剰反応してしまうのです。
しかし、人は自分に直接的に関係することでなければ意外とすぐに忘れます。
「自分が思うほど、他人は自分のことを気にしていない」という意識を取り入れてみてください。
心の「遊び」を大切に
車を運転したことがある人なら分かると思いますが、車のハンドルには「遊び」という余裕があり、左右に回してからタイヤが動き出すまでに少し時間差があります。
一見無駄に思えるこの「遊び」ですが、これがあることによって車がまっすぐに走り、運転しやすくなるそうです。
鈍感さとは車のハンドルの遊びと同じ。ぜひあなたの心の「遊び」の部分を大切に、日々を過ごしてみてください。
(小日向るり子)
※画像はイメージです
※この記事は2021年11月24日に公開されたものです