「叡智」と「叡知」の違いは? 意味や使い方、類語を紹介
「叡智」の対義語(例文つき)
「叡智」の対義語を以下に紹介します。
「無知」
「知恵がないこと」という意味です。
例文
・私はその時どんなに自分の無知を恥じたかしれない。
「凡愚(ぼんぐ)」
「平凡で愚かなこと」という意味です。
例文
・凡愚の身を顧みず、このようなことを申し上げるのは甚だ失礼とは存じます。
「短慮(たんりょ)」
「思慮が足りない」という意味です。
例文
・短慮を戒めて事に当たるよう、部下には常々言い聞かせております。
メディアに見る「叡智」と「英知」の表記
文中でも述べたように、公文書やメディアでは基本的に「英知」が使われますが、「叡智」が全く使われていないわけではありません。
むしろ「叡智(えいち)」と振り仮名が併記されている例がよくあります。振り仮名を振ってでも「叡智」と表記したい意図がそこにはあるのでしょうね。
また、将棋のタイトルにも「叡王(えいおう)」と使われています。比叡山の「叡」の字でもあるこの漢字は、先を見通す最高の知恵として「知の頂き」を表すのに十分な文字であるといえるでしょう。
(前田めぐる)
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※この記事は2021年11月24日に公開されたものです