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出しっぱなしでもかわいい。在宅ワークの片づけが楽になる文房具3選

#私をアゲる文房具

菅未里

新しい文房具との出会いは、仕事を効率化させてくれることもあれば、仕事のモチベーションを上げてくれることもある。そんな、毎日をちょっとだけ底上げしてくれる文房具との出会いをお手伝いするのがこの企画。今回は「在宅ワークの片づけの手間を省きたい」という方にぴったりな文房具を、文具ソムリエールの菅未里さんが紹介します。

コロナの影響で一気に増えた在宅ワークですが、本来、家は仕事をするようにデザインされた場所ではありません。そこで仕事をするわけですから、ちょっと工夫が必要になります。

もっとも大切なのが、この連載でも何度か触れた整理整頓ですね。仕事道具を、日常の邪魔にならないようにして家に置いておかなければいけません。

同時に、家の雰囲気を壊さないことも大切です。いくら便利な文房具でも、あまりにも無機質なものや、家の雰囲気に合わないものは置きたくないですよね。

そこで今回は、整理整頓に便利で、しかも出しっぱなしにしていても部屋に馴染むデザインの文房具をご紹介しましょう。

ニッケン刃物 coconeリーフ

これは、観葉植物でしょうか?

いいえ、はさみつきの収納用品です。真ん中にあるのは、観葉植物をモチーフとしたはさみなのです。

はさみの周囲、植木鉢の中には、浅いポケットと深いポケットがそれぞれ1つずつあります。深い方はペン立てにぴったりですね。

浅い方は、ゼムクリップなど出番は多いのになくしやすい、細かい文房具を入れておくといいでしょう。

このはさみ、ただ見た目がかわいいだけではありません。「刃物の町」岐阜県関市の刃物メーカー「ニッケン刃物」が作っただけあり、はさみとしての出来もとても良いのです。

そして何よりもこのデザイン! 眺めているだけでも楽しくなります。

価格:2,178円

QUALY pear pod

表面がつるつるの巨大な洋ナシにも見えるこのアイテム。いったい何かというと、小物入れなのです。

ヘタの部分を引っ張ってふたを外すと、中からは5つの収納スペースが現れます。使い方は自由です。中央のスペースはペン立てに向いていそうですが、別のものを入れてもいいでしょう。全体が大きいだけに、いろいろな仕事道具を収納できるのが強みです。

そして何よりもこのアイテムの素晴らしい点は、先ほど外したふたを乗せてしまうと、中身がすべて隠れるところです。中に何を入れようと、ふたをすればすっきり。大きな洋ナシになってしまいます。表面にはメモを取った付箋を貼ってもいいですね。

収納力とおしゃれさは両立しないことも多いものですが、このpear podは違います。何でもしまえて、しかもおしゃれ。在宅ワーカーの味方です。

こちらを作っているQUALY(クオリー)は、2004年にタイで設立されたブランドです。環境問題を意識するなど先進的な取り組みをしているようで、このpear podが果物を思わせるデザインなのも、自然を意識したのかもしれません。

結果として、部屋が無機質になってしまうことを防ぐ効果もありますね。

価格:3,300円

goodmorning calendar 2022 Flowers

花瓶に生けた花をモチーフにしたカレンダーです。花の部分がカレンダーになっていますね。

月が替わった時にどのようにカレンダーを替えるのかというと、花が時計の針のように回る構造になっているため、古い月の花をしまい、新しい月の花を出すだけでOKです。

なんといってもデザインが素晴らしいですね。味気ないものも多いカレンダーですが、これなら部屋も明るくなるでしょう。

ちなみに、このカレンダーが入れられている箱も素晴らしい。文字の部分が立体的な箔押しになっていたりと、デザインにも凝っているのです。プレゼントにもいいかもしれませんね。

このカレンダーを作っているグッドモーニングは日本の会社で、動物や乗り物、街がシルエットになっているものなど、他にもたくさん面白いデザインのカレンダーを作っています。

組み立てが必要なものが多いので、今回は組み立て不要の花モチーフのカレンダーをご紹介しましたが、もし興味があればメーカーのHPを見てください。眺めているだけで楽しくなりますよ。

価格:2,420円

部屋を彩るデザインの文房具を

在宅ワークを円滑に進めるために、収納のための文房具を探している方は多いと思います。

ですがその際に忘れてはいけないのは、その文房具を置くのは職場ではなく、自宅だということです。自宅は本来、仕事の疲れを癒やしたり、家族と団らんを楽しむ場所ですから、職場と同じ感覚で文房具を選んでしまうと、疲れてしまうかもしれません。

ですから、自宅用の文房具を選ぶ時にはデザインにも注意してください。愛らしい、長くそばに置きたくなる文房具がいいでしょう。

(菅未里)

※この記事は2021年11月15日に公開されたものです

菅未里 (文具ソムリエール)

文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。

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