【難読】“ときく”?「蒔く」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「蒔く」の読み方です。
草冠に「時」だから“ときく”と読むのかな? なんて思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「蒔く」の読み方は?
「蒔」は、草冠の下に「時」が付くので“とき”と読むのかな、と思った人もいるかもしれませんね。「蒔」は、種を散らし植えるといった意味合いの漢字になります。
しかし、これに送り仮名の「く」をつけて、“ときく”とはさすがに読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“まく”と読みます。
「蒔く」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「蒔く」の意味は以下のように解説されています。
ま・く【×蒔く/×播く】
[動カ五(四)]1 植物の種子を畑などに散らす。また、土に散らし埋める。「もみを―・く」
2 (「種をまく」の形で比喩 (ひゆ) 的に用いて)物事の原因をつくる。「騒動の種を―・く」「自分で―・いた種」
3 蒔絵 (まきえ) をつくる。「流水の文様を―・いた文箱 (ふばこ) 」
[可能]まける
花の種を蒔くといったように、馴染みがある言葉ですよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「蒔く」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。ひらがなで見ることが多いかもしれませんが、漢字では「蒔く」と書くんですね。
草冠がついているので、植物に関係する言葉というのが想像できたかもしれませんね。この機会にしっかり覚えてしまいましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年11月10日に公開されたものです