【難読】“おおぼん”とは読みません! 「大凡」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「大凡」の読み方です。
“おおぼん”以外の読み方なんてあるの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「大凡」の読み方は?
「大」は“だい”、“おお”、「凡」は平凡、凡庸と書くので、“ぼん”という読み方は馴染みがあるのではないでしょうか。
しかし、二つを合わせて“おおぼん”、“だいぼん”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“おおよそ”と読みます。
「大凡」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「大凡」の意味は以下のように解説されています。
おお‐よそ〔おほ‐〕【大▽凡/▽凡】
[名・形動]
1 だいたいのところ。あらまし。「計画の―を説明する」2 ひととおりであること。普通。
「ひととせはいたく―にこそおもしろしと見え給ひしか」〈宇津保・楼上上〉[副]
1 細部にこだわらず概略を判断するさま。だいたい。大ざっぱに。およそ。「―一〇年ぐらい前」「事情は―見当がつく」2 話を切り出すときの言葉。全体的にみて。一般に。いったい。そもそも。「―国家としての独立を望まない者はいまい」
→大体 (だいたい) [用法]
大体のところという意味合いで、普段からよく使う耳馴染みのある言葉ですね。
ひらがなで見ることが多いと思いますが、漢字だと「大凡」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「大凡」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段からよく使っている言葉でも、意外と漢字表記を知らないものって多いですよね。
「よく聞く言葉だけど、漢字ではどう書くのだろう」と気になった言葉は、調べてみると意外な発見があるかもしれません!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年11月01日に公開されたものです