腹筋ローラーで腰痛が起きるのはなぜ? 正しい使い方を解説
腹筋ローラーで腰を痛めないためのコツ
腹筋ローラーで腰を痛めないためには、いくつか注意しなければならないポイントがあります。腰痛を予防するためにも、腹筋ローラーを扱う前に注意点を押さえておきましょう。
(1)背中を丸めることを意識する
腹筋ローラーで腰を痛める原因は、腹筋ローラーを前方に転がす際に腰が反っていることが挙げられます。腰への負担を減らすには、軽く背中を丸めた状態を意識しながらローラーを転がすようにしましょう。
ローラーを転がす時、目線をおなかあたりに向けることで、自然と背中が丸まりやすくなります。
限界までローラーを転がした時は体が伸びますが、目線をおなかに向けていると、腰が反りにくくなりますよ。
(2)効いている部位を意識しながら行う
腹筋ローラーを転がしている時は、鍛えたい部位に負荷が掛かっているかどうか、意識して確認しましょう。
腹筋ローラーで鍛えられる主な部位は、おなかの筋肉である腹直筋と腹斜筋、腕の筋肉である上腕三頭筋、背中の筋肉である脊柱起立筋が挙げられます。これらの筋肉を意識しながらトレーニングを行うことで、効果的に負荷を掛けられるようになります。
腹筋への負荷をあまり感じないようなら、目的とは違った部位に負荷が掛かっていることになります。この場合、トレーニング中に体が正しく支えられず、腰が反りやすくなるので注意してください。
(3)無理をしてトレーニングを続けない
腹筋ローラーを使ったトレーニングは運動強度が高いため、体力に限界を感じた場合は無理に続けないようにしてください。自身の体力や筋力に合ったトレーニングを行わないと、腰を痛める原因となります。
腹筋ローラー初心者の方は、ローラーを限界まで伸ばすと体の負荷が大きく感じるかもしれません。その時は無理に体を伸ばさず、できるところでストップするなど、負荷を調節してください。