geek(ギーク)は英語で「オタク」の意味? ナードとの違いも解説
「ギーク(Geek)」という言葉の意味をご存じでしょうか。「ギーク」とは、「オタク」と似たようなニュアンスで捉えられることが多いスラングです。今回は「ギーク」の意味と使い方、「オタク」「ナード」などの類義語との違いを解説します。
アメリカ英語の「geek(ギーク)」とは、「オタク」と似たような意味で捉えられることが多いスラングです。
今回は、そんな「ギーク」という言葉の意味を解説。併せて、「オタク」や「ナード」などの類語との違いを紹介します。
「ギーク」とは? 意味と由来
まずは、「ギーク」の意味やスラングとして登場した由来について解説していきます。
「ギーク」の意味
「ギーク」とは元々、「geek」という綴りのアメリカ英語。海外で生まれたスラングです。
「ギーク」を辞書で引いてみると、以下のような意味が出てきます。
ギーク【geek】の解説
1 グロテスクな芸を見せる見世物師。
2 あることに熱中している人。特に、コンピューターやインターネットについて、マニアックな技術や知識を有する人。アルファギーク。→ナード
(『デジタル大辞泉』小学館)
スラングとしては、主に後者の意味で使われます。ニュアンスとしては、つまらない人、流行らない服を着ている人。また、ある特定のテーマについて非常に興味を持ち、多くの知識を持っている人のことを指す言葉です。
「ギーク」はいつから使われ始めた?
「ギーク」の本来の意味は、サーカスやパレードでグロテスクな芸を見せるパフォーマーのこと。
それが人々に広く知られるようになった背景は、1953年。アメリカのプロレスラーが相手を挑発するセリフとして「Geek!」(弱虫)と言ったのがきっかけではないかといわれています。
これをきっかけに、「ギーク」は元々の意味であるサーカスのパフォーマーから「社会に適応できない者」へと意味が転じ、現在はコンピューターマニアの人を指すようになったと考えられます。
本来はネガティブな意味合いを持つ言葉ですが、今では「かっこいい」「尊敬する」などの意味を込めて使われる場合も多々あります。
アニメ化された『消滅都市』の人気キャラクターも
2014年にサービスを開始したスマートフォン用ゲームアプリ『消滅都市』には、インターネットに強いオタクのとして「ギーク」と名付けられたキャラクターが登場します。
『消滅都市』は2019年にアニメ化もされた人気作品。
日本で「ギーク」という言葉が使われ始めたのがいつからか、正確な説は定かではありませんが、この言葉が知れ渡るきっかけの1つになったのかもしれませんね。