お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

どんな場所でも仕事をスムーズに。持ち運びに便利なペンケース3選

#私をアゲる文房具

菅未里

新しい文房具との出会いは、仕事を効率化させてくれることもあれば、仕事のモチベーションを上げてくれることもある。そんな、毎日をちょっとだけ底上げしてくれる文房具との出会いをお手伝いするのがこの企画。今回は「どんな場所でもスムーズに仕事ができるように文房具を持ち歩きたい」という方にぴったりな文房具を、文具ソムリエールの菅未里さんが紹介します。

新型コロナウイルスの影響で、働き方も変化しているようです。

在宅勤務が増えたことはその代表例ですが、他にも例えば、在宅勤務の広がりで社内にいる人数が減った会社が、社員一人ひとりに決まった机を割り当てない「フリーアドレス」を採用するようなケースもあるでしょう。

決まったデスクがなくなって、いろいろな場所で仕事をするようになると、持ち歩く文房具の数も増えるのではないでしょうか。仕事机に文房具を置きっぱなしにできないためです。

さて、たくさんの文房具を、どのように持ち運びましょうか? 助けになるのが、大容量のペンケースです。そこで今回は、どんな場所でもスムーズな仕事を実現させるおすすめのペンケースを紹介します。

SMAND/DELDE

大容量のペンケースは珍しくないのですが、使い勝手が良いものは決して多くはありません。単に容量が大きいだけでは、使いやすいとは限らないのです。

このSMANDは、メーカーいわく23本ものペンが入れられる大きめのペンケースですが、優れているのは容量の大きさだけではありません。

まず、断面が三角形の独特の形状がいいですね。安定感があり倒れにくい形です。また、口が大きく開くのでペンが取り出しやすいのも重要なポイントです。

「取り出しやすい」ということは意外と見落とされがちなのですが、非常に大切な点なので覚えておいてください。特に大容量のペンケースの場合、ペンを多く入れるため取り出しにくいと致命的です。

さて、SMANDの売りはもう一つあり、それはスマートフォンを立てかけるスタンドが側面についていることです。ここにスマートフォンを立てかけると急なオンライン会議にも対応でき、非常に便利です。

このスタンドは、スマートフォンの角度を変えられるよう段階的な滑り止めがついているのも非常にいいですね。これがあるだけで、画面の見やすさが全然違います。また、縦置きと横置きどちらにも対応しています。

価格:1,595円

チアーズ ツインペンケース/キングジム

最近、透明な文房具がひそかなブームになっていることをご存知でしょうか。キングジムの「チアーズ」シリーズも透明アイテムで統一しているブランドなのですが、そのペンケースの出来が非常に良いのです。

これは「ツインペンケース」という名前通り、2つのペンケースがマグネットでくっつけられた少し変わったペンケースです。このようにパカッと開くと、2つのペンケースに分かれるというわけですね。

素晴らしいのは、単に2つのペンケースをくっつけただけではなく、それぞれ作りが違う点です。一つは口が大きく空いたオープンタイプのペンケースで、ペンをたくさん入れられます。もちろん、取り出しやすいのも言うまでもありません。

もう一つはジッパータイプのペンケースで、ここには付箋やはさみ、あるいは目薬などの小物を収納するといいでしょう。

透明であることには機能上の意味もあります。中身が見えるので、何が入っているか外から分かるのです。物を探す手間が省けますね。

個性的なデザインですが、実用性も素晴らしいペンケースです。

価格:1,375円

ペンケース/&STUDIUM

&STUDIUMは、勉強のためのさまざまな文房具を出しているブランドなのですが、なんといっても独特の世界観が特徴です。ガーリーなのですが、甘いだけではなく大人っぽさもある唯一無二のブランドです。

ペンケースは鮮やかな色から淡い色、スタイリッシュな色など全7色展開となっているので、自分好みの色が見つかるでしょう。

ふたにはハサミや定規、付箋などを入れられるポケットが複数あり、これも便利なのですが、取り外し可能な仕切りがついている本体もいいですね。ペンだけではなく、いろいろな小物を収納できます。

また、ファスナーが長く、本体にぐるっと回りこんでいる点も重要なポイントです。ファスナーが短いと開口部が短くなり中身が取り出しにくいからです。ファスナーの長さは製造コストに関わりますから、実は、ファスナーが短いペンケースはけっこう多いのです。

でもこれなら、中身全体をすぐ確認することができ、取り出しも簡単ですね。

価格:1,848円

持ち歩くペンケースは取り出しやすさを大切に

しつこいようですが、持ち歩く時に使う大容量のペンケースは、単に大きいだけでは不十分です。取り出しやすさまで配慮されているものを選んでください。

ただ、ペンケースを一つに絞る必要もないと私は思います。あまり筆記具を持たない日、たくさん文房具を持つ日など、仕事のシチュエーションによって使い分けてもいいのではないでしょうか。

シチュエーションに応じた複数のペンケースを用意すると、無駄がなく仕事も効率化できるはずです。その日の働き方に合ったペンケースを選べば、どんな場所で仕事をしてもはかどること間違いなしですよ。

(菅未里)

※この記事は2021年09月20日に公開されたものです

菅未里 (文具ソムリエール)

文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。

この著者の記事一覧 

SHARE